新古今和歌集の部屋

秋歌上 天の川の夕暮

新古今和歌集 巻第四秋歌上


 百首歌の中に   式子内親王

ながむれば

  ころもですずし

ひさかたの天の

     河原の

  秋の夕
     ぐれ


読み:ながむればころもですずしひさかたのあまのかわらのあきのゆうぐれ 隠

意味:眺めていると私の衣も川風を受けているように涼しくなってきます。天の川の河原の秋の夕暮にいるように。

作者:しきしないしんのう1149~1201しょくしないしんわうとも。後白河上皇の皇女、賀茂神社の斎院。藤原俊成に和歌を学ぶ。忍恋の情熱的な秀歌が多い。

備考:前小齋院御百首秋 八代集抄、九代抄、九代集抄

写真:枚方市星ヶ丘駅付近天の川

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