新古今和歌集の部屋

冬歌 波間 実定、家隆 筆者不明掛軸コレクション



新古今和歌集 
 
     後徳大寺左大臣
ゆふなぎにと渡る千どり
      浪まより
  みゆるこじまの
      雲にきえぬる
 
     藤原家隆朝臣
しがの浦や遠ざかり行
なみま
よりこ
ほりていづる
       在明の月




新古今和歌集 巻第六 冬歌
 
 題しらず
              後徳大寺左大臣
夕なぎにとわたる千鳥波間より見ゆるこじまの雲に消えぬる
 
よみ:ゆうなぎにとわたるちどりなみまよりみゆるこじまのくもにきえぬる 隠
 
作者:後徳大寺左大臣は、藤原実定1139~1192)
 
 
 
 摂政太政大臣家に湖上冬月
              藤原家隆朝臣
志賀の浦や遠ざかりゆく波間より氷りて出づるありあけの月
 
よみ:しがのうらやとおざかりゆくなみまよりこおりていずるありあけの月 隠
 
備考:正治元年九条良經家冬十首歌合。
本歌:さ夜更くるままに汀や氷るらむ遠ざかり行く志賀の浦波(御拾遺集 快覚)
 



令和2年3月20日 參點肆
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