新古今和歌集の部屋

雑歌下 惜朽名 慈円


新古今和歌集巻第十八
  雑歌下
 例ならぬこと侍りけるに無動寺にて
 読み侍りける
      前大僧正慈円


 頼み来しわが

古寺の苔の
    下に
  いつしか朽ちむ

   名こそ惜し
       けれ


読み:たのみこしわがふるでらのこけのしたにいつしかくちむなこそおしけれ


比叡山無動寺

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