山家にあから さまなるみやこ 人 さびしとやみむ すみうから ぬを 山里にうき世 いとはむともも かな くやしくすぎ しむかし かた らむ 正治二年後鳥羽院初度百首 慈円 山里(家)にあからさまなる都人さびしとや思ふ(みむ)住み憂からぬを 新古今和歌集巻第十七雑歌中 題しらず 西行法師 山里に憂き世いとはむ友もがな悔しく過ぎし昔かたらむ ○田先生筆 片岡氏 天明六丙午年春 平成29年6月10日 壱