秌かぜに またこそとは めつのくにの いくたのもりの 春の曙 続古今 巻第十七雑歌上 だいしらず 順徳院 秋風に又こそ訪はめ津の国の生田の森の春の曙 本歌 君すまば訪はましものを津の国の生田の森の秋の初風(金葉集、詞花集 清胤) 秋風に契りたのむのかり田にもなきてそかへる春のあけぼの(秋篠月清集 九条良経) あきかぜに不破の関屋はあれにしを霞にくもるはるのあけぼの(壬二集 藤原家隆)