伊勢
難波
がた
みじ
かき
あしの
ふしのま
も
あはで
この世を
過してよとや
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○伊勢
祭主輔親母
上東門院女房
仍号伊勢大輔
系圖大中臣能
宣が所ニアリ
上東門院中宮
ノ時候ト云云
玉簪曰天子門
九ツアリ
謂開門
遠郊門
近郊門
城門
皐門
庫門
雉門
應門
路門
※伊勢と伊勢大輔の錯綜があり、伊勢の略歴は伊勢大輔の欄にある。
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此哥の心はあしをいはんとてなにはがた
とていひみじかきほどのふしのまと人
とぬるまわづかなるによせていひあは
で此よをすごせとやといふこの世もあし
のふしのまのよをいひかけたるなり
すこしのまもぬるよなしにすごさんと
いへりなにはがたとは大やうによくいひ出したり
五もじに君臣ありこれは君のかたの
五もじこひしといひつめてちうとなる
もありよく/\な別すべきことぞ
心は今までつもりし思ひをかぞえ
あげたるなり
恋に妬に終あり此哥は終の心也
かやうの哥をばおほよそに見ては
曲あるべからると云々
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巻第十一 恋歌一
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