萬葉花集
三州製菓(株) 埼玉県春日部市
梅の花 今盛りなり 思ふどち かざしにしてな 今盛りなり
巻第五 820 梅花謌卅二首并序
烏梅能波奈 伊麻佐可利奈理 意母布度知 加射之爾斯弖奈 伊麻佐可利奈理
筑後守葛井大夫
河上の つらつら椿 つらつらに 見れども飽かず 巨勢の春野は
巻第一 56 大寶元年辛丑秋九月太上天皇幸于紀國時歌
或本歌
河上乃 列々椿 都良々々爾 雖見安可受 巨勢能春野者
右一首春日蔵首老
春の野に すみれ摘みにと 来し吾ぞ 野をなつかしみ 一夜寝にける
巻第八 1424 山部宿禰赤人歌四首
春野爾 須美禮採爾等 來師吾曽 野乎奈都可之美 一夜宿二來
見わたせば 春日の野辺に 霞立ち 咲きにほへるは 桜花かも
巻第十 1872 詠花
見渡者 春日之野邊尓 霞立 開艶者 櫻花鴨
かはづなく 神なび川に 影見えて いまや咲くらむ 山吹の花
巻第八 1435 厚見王歌一首
河津鳴 甘南備河爾 陰所見 今香開良武 山振乃花
藤波の 花は盛りに なりにけり 平城の京を 思ほすや君
巻第三 330 防人司佑大伴四綱歌二首
藤浪之 花者盛尓 成来 平城京乎 御念八君
野辺見れば なでしこの花 咲きにけり 我が待つ秋は 近づくらしも
巻第十 1972 詠花
野邊見者 瞿麦之花 咲家里 吾待秋者 近就良思母
高円の 野辺の秋萩 この頃の 暁露に 咲きにけむかも
巻第八1605 大伴宿祢家持歌一首
高圓之 野邊乃秋芽子 此日之 暁露尓 開兼可聞
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