考 學
新 美 雄 社
今 の 邦 曜
古 崖 本 花
新 斷 塚
新古今新考
-斷崖の美學-
著者:塚本邦雄
初版:1981年10月30日
発行:花曜社
塚本邦雄が、新古今を一読した者を対象とした朝日カルチャーセンターにおける6回の講義(1979/7~9)録音テープから、文字起こししてもらった。
本人は、話し言葉と書き物は異なると乗り気では無かったと拔に記載。
Ⅰ
なぜ『新古今』か=序にかえて
自負と謙遜=撰者後鳥羽院
巻頭歌の重要性
造詣と恩寵の秀作
『隠岐本』の不思議
Ⅱ
六条家と御子左家=『六百番歌合』の作者と判者
源氏見ざる歌詠みは=俊成の判詞
Ⅲ
『六百番歌合』より『新古今』への撰入歌
今様的文体
良き持に侍るべし
持などにて侍るべし
Ⅳ
『千五百番歌合』より『新古今』への撰入歌
『千五百番歌合』の判詞
『小倉百人一首』
Ⅴ
式子内親王と当代歌人
式子内親王の恋歌・叙景歌
『新古今』の釈教歌
式子内親王と今様風
謡曲『定家』
『新古今』にもれた『千五百番歌合』の秀作
俊成卿女
Ⅵ
『金槐和歌集』=実朝と『新古今』
『新古今』の秀歌
終りに=戦慄の詞華
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