新古今和歌集の部屋

心敬私語 鴨長明が石の床には



心敬私語

維摩居士の樹下方丈には文殊大聖來て禮し給へるとなん。
許由は箕山の嶺のやせたる松の木にむなしき〔風を聞きて人間の夢を覺すと也〕
顔回は一簞一瓢のみにて草にむもれてすめり。
鎭晨は藁席とてわらをむしろにするほどの者なれども賢きと也。
介子推は終に山を出でずしてはてぬれ共、寒食の日は天下の火をけつ。
西行上人は身をになせ共、賢き世には其名を照す。
鴨長明が石の床には、後鳥羽院二度御幸ありしと也。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「歌論」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事