さくらさく遠やまどりのしだりおの なが/\しひもあかぬ色哉 新古今和歌集 巻第二春歌下 釈阿、和歌所にて九十賀し侍りし折、屏風に山に桜咲きたる所を 赤地金銀泥雲草花模様 たらしこみ、「し」の異様な長さから、琳派の工房が作製した下絵に、本阿弥光悦の書風を真似たものと思われる。 6.1×38.2cm 平成29年2月4日 壱