燕子樓
中
霜月夜
秋來只為
一人長
和漢朗詠集
秋夜
燕子楼の中霜月の夜
秋来りてはたゞ一人のために長し
白氏文集巻十五
燕子樓 白居易
滿窗明月滿簾霜 満窓の明月、満簾の霜
被冷燈殘払臥床 被は冷やかに、燈は残れて臥床を払ふ
燕子樓中霜月夜 燕子楼の中の霜月の夜
秋來只爲一人長 秋来たつて只一人の為に長し
東野州常縁筆 古今傳授宗祇
燕子樓中
東常縁
時代 室町時代中期 - 戦国時代初期
応永8年(1401年)?文明16年(1484年)
室町時代中期から戦国時代初期の武将、歌人。美濃篠脇城主。官職が下野守だったため一般には東野州と称される。生年については、応永12年(1405年)説、同14年(1407年)説もある。
東氏は千葉氏一族の武士の家柄であったが、先祖の東胤行は藤原為家の娘婿にあたり、藤原定家の血を受け継いでいる。
宗祇に古今伝授と小倉百人一首色紙を授けている。
極印 不明
平成29年3月9日 貮點陸
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