水無瀬の戀 十五首の歌合に 俊成女 かよひ あとな 来し き 霜の やどの道芝 かれが むすぼ れに ほれ つつ 読み: かよいこしやどのみちしばかれがれにあとなきしものむすぼほれつつ 隠 意味: あの人が通ってくれた我が家の道芝も枯れ枯れになって、あの人も全く通わなくなって跡もなくなり、消えても跡が付かない霜だけが結んでくれている。 備考: 建仁二年九月十三夜 水無瀬殿恋十五首歌合 冬恋