新古今和歌集の部屋

春歌上 家隆 末の松山 

霞立つ

すゑのまつ
     やま

 ほの/"\と

   波にはなるゝ

        よこぐもの
             空

新古今和歌集巻第一 春歌上
 攝政太政大臣家に百首歌合し侍りけるに
 春の曙といふこころをよみ侍りける
                藤原家隆朝臣
霞立つすゑのまつやまほのぼのと波にはなるるよこぐもの空

よみ:かすみたつすえのまつやまほのぼのとなみにはなるるよこぐものそら 有定雅 隠

意味:霞が立っている末の松山では、波が越えないというので波に別れた棚引く雲が越えてゆくようなほのぼのとした春の夜明けです。

備考:歌枕 末の松山宮城県多賀城市八幡。六百番歌合。本歌 君をおきてあだし心をわがもたばすゑの松山浪もこえなむ(古今和歌集 巻二十 東歌)。歌枕名寄。

コメント一覧

jikan314
あららぎ樣
古文書の本文は解読したのですが、写真が撮れず、アップを留めており、5分で出来る歌枕を代わりに掲載しております。
末の松山は、後2首、松島が5首、鹽竈が4首、浮島が1首、壺の碑が1首etc.
野田の玉川なんて、地元の人も知らない、ただの小川ですが、私にとっては、観光名所です😉
誰も行かない山道とか、好き好んで行く変り者ですね☺️
あららぎ
末の松山いろいろありますね。
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