新古今和歌集の部屋

雑歌中 西行 花散りなばと人や待つらむ


新古今和歌集 巻第十七雜歌中

  題しらず          西行法師

 吉野山

やがて出でじと思ふ身を
      花ちり
       なばと
    人や
      待つらむ



読み:よしのやまやがていでじとおもうみをはなちりなばとひとやまつらむ 隠
意味:今住んでいる吉野の山もいずれ出て行こうと思うのだが、せめて桜が散るまでいようと思っています。吉野の桜を見に友人が尋ねてくるかもしれないから。


吉野山奥千本 西行庵

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