新古今和歌集の部屋

春歌下 誰が為か明日は残さむ


新古今和歌集 巻第二春歌下


 小野宮のおほきいまうちぎみ月輪寺に侍寂恵りける日よめる
              清原元輔
誰がためか明日は残さむ
        山ざくら
  こぼれて
   匂へ
 今日の形見に


読み:たがためかあすはのこさむやまざくらこぼれてにおへきょうのかたみに
意味:いったい小野宮の太政大臣以外の誰のために明日まで桜花を残す必要があるの。山桜よ。散り溢れて映えてくれ。大臣が花見にいらっしゃった今日の記念に。
作者:きよはらのもとすけ908-990 深養父の孫、清少納言の父。肥後守。三十六歌仙。梨壺の五人、後撰和歌集の撰者。

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