新古今和歌集の部屋

伊勢物語絵詞 白菊 蔵書

伊勢物語繪詞

くれ
 なゐに

 ふ
はいづら
白菊の
 枝も
とをゝに
降かとぞ
 見ゆ


紅ひに  袖
      かと
 にほふが   ぞ
        みゆ
折ける うへの
  人
   の 白菊
      は

白菊
むかし、まな心ある女ありけり。をとこ近うありけり。女、歌よむ人なりければ、心見むとて、菊の花のうつろへるを折りて、をとこのもとへやる。
くれなゐにゝほふはいづら白雪の枝もとをゝに降るかとも見ゆ
をとこ、知らずよみによみける。
くれなゐにゝほふがうへの白菊は折りける人の袖かとも見ゆ
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