研究叢書 一九四 院
書
新古今集作者考
泉
奥田久輝 著 和
作者:奥田久輝
初版:1996年10月20日
発行:和泉書院
ページ数:570頁
目次
序 田中祐
まえがき ー総論に代えて
第一編 新古今集・作者と作品
第一章 前中納言(平)教盛母とその歌 ー源氏物語の揺曵ー
第二章 法印成清とその歌 ー説話そして歴史ー 付 小侍従
第三章 源大納言師頼とその時代 ー新古今への一つの段階 万葉との出会いー
第四章 藤原忠教とその系譜 ー選者雅経の重代ー
第五章 賀茂重保とその前後 ー五人の新古今作者達ー
第六章 平安末歌人論雑纂 ー後徳大寺実定と宜秋門院丹後ー
第二編 新古今集・作者と配列
第一章 村上源氏の歌・右大臣顕房と北ノ方隆子
第二章 大納言師頼の歌二首 ー経信と、国信とー
第三章 八条院六条と式子内親王 ー花薄の歌などをテーマにー
第四章 新古今集・藤花の歌について ー家門の美意識ー
第五章 配列からみた西行歌 ー「鴫たつ沢」の歌を軸としてー
第六章 八条院高倉と越前 ー若い女房歌人の役割ー
第三編 新古今集の天皇歌
第一章 新古今集における天皇歌について ー後鳥羽院の志向ー
第二章 村上天皇と徽子女王 ー知的な暗喩の世界ー
第三章 後朱雀天皇をめぐる女君達 ー女御生子と贈答歌を中心に
第四編 新古今集の周辺
第一章 定家の古典享受とその構想歌ー「こぬ人を」の歌試編ー付定家の母系と最初の妻
第二章 静嘉堂文庫蔵『五十番謌合建仁元年八月十五夜』の作者名の異同について
第三章 『新古今和歌集聞書』についてー内閣文庫本(常縁注)とその問題点ー
第四章 宗祇の『詠歌大概(秀歌躰大略)と『自讃歌注』
第五章 『順徳院百首』考
所載論文初出一覧
口絵解説
付録 系図・索引
あとがき
第一編第五章関連系図 ※賀茂重保
第三編第三章関連系図