加古隆(Takashi Kako) - パリは燃えているか -集成-
映像は愚かさを記録しているが
誰も顧みようとはしない
加古隆の「パリは燃えているか」は、NHKスペシャルで1995年3月-1996年2月に放映された「映像の世紀」のテーマ曲である。
戦争の世紀と呼ばれる20世紀の各国に貯蔵されている映像を放映していて、高視聴率を出した。
これら映像の映像を、こたつに当たりながら、クーラの効いた部屋で、映像としてみているだけ。
今、21世紀となって、同じ状況を、同じ樣に戦禍に苦しむ人々をテレビで見ているだけ。
パリは燃えているかとは、アドルフ・ヒットラーが、ドイツ軍がパリから撤退する際、パリを火の海にしろ!と言う命令を発し、その実行を確認した電話で、映画にもなった。
長い平和の後に、各国の不満が高まり、第1次世界大戦に突入した時と同じだが、誰もそれを理解しようとはしない。