美濃の家づと 一の巻 春歌下3
関路花 あふ坂や梢の花を吹くからにあらしぞ霞む関の杉村 下句詞めでたし。逢坂の関の杉村ならで、こと所のこと 木にても、同じことなれば、題の関の詮なし。梢のといへる は、四の...
須磨の関屋 定家
定家 桜花たが世の若木ふり果てゝ 須磨の関屋の跡うづむらん 読み:さくらば...
恋ふる美吉野
皆人の 恋ふるみよしの 今日見れば うべも恋ひけり 山川 清み ...
俊成三十六人歌合 大中臣頼基 日野弘資筆コレクション
右 大中臣頼基 つくともつきし 朝臣 君がよはひは 一ふしに千代 ...
吉野の滝の命
皆人の 命も我が も みよしのの 滝の常磐 の 常ならぬ かも 万葉集巻...
俊成三十六人歌合 藤原仲文 日野弘資筆コレクション
右 藤原仲文 有明の月の光を まつほとにわか世 の いたく...
俊成三十六人歌合 坂上是則 日野弘資筆コレクション
左 坂上是則 ふるさとさむく 成まさる也 みよし野の 山の白雪...
春歌上 春や昔の月に問ふ 筆者不明コレクション
千五百番歌合に 右衞門督 通具 梅のはなたか袖 ふれしにほひ そと はるやむかしの 月にとはゝや 新古今和歌集 巻第一春歌上 千五百番...
送王永 劉商 筆者不明コレクション
君去春山 誰共遊 鳥啼花落 水空流 送王永 劉商 君去春山誰共遊 鳥啼花落水空流 如今送別臨溪水 他日相思來水頭 王永を送る 劉商 君去らば春山誰と共...
美濃の家づと 一の巻 春歌下4
五十首歌奉りし時 家隆朝臣 さくら花夢かうつつかしら雪のたえてつれなき峯の春風 めでたし、本歌...