あきの野をわけゆく 露に うつりつゝ わがころもでは 花の香ぞ する 新古今和歌集巻第四 秋歌上 題知らず ...
「寝殿に女一の宮、女三の宮のおはします、東の戸口におはして、寄りゐ給へり。藤は、こなたのつまに辺りてあれば、御格子共、上げ渡して、人々出でゐたり。袖口など、踏歌の折り覚えて、こ...
しつかさを数珠も思はす網代守 丈草 御白砂に侯す 膝つきにかしこまりゐて霰かな 史邦 棕櫚の葉の露に狂ふあらし哉 野童 伊賀鵲 の...