人の運命って

人の運命って

過去から現在未来に

継続して明日につづくものじゃない

自分の経験から

今日の自分が明日

とつぜん変わるときがあるのだ

今まで順調に行っていた者が

突然最悪の事態を迎えたり

今まで逆境に会ったものが

突然事態が急変し

順境にむかうときがある

何がそうさせているのかはわからない

物語に執着していると

今日の自分が明日の自分に

ひきずられていくことになる

今日の自分は今日の自分

明日の自分は明日の自分だと

切り替えていくと

物語は終結して

運命が変わることがある

人の物語は今日から明日に続くものでは

ないのだ

今日から明日に続くものでないのだ

突然の事故や病にかかる

突然の災害や被害にあう

そうしたことは突然運命を変える

そうしたとき

その現象にとらわれていると

与えられた情況の中で

変化に耐えられなくなるのである

私は病になった

しかしそれは与えられてしまったことだ

それを元に戻そうとしてとらわれても

何の意味もなさないのだ

原因を追及してどうこうしようとしても

どうにもならないことなのだ

問題は所与のものとなってしまったことに

受け入れて次の行く道を探すしかないのだ

そうしたことが逆境を順境に変える

与えられたことに対しては受け入れるしかない

そしてこころを適応させて

変えていくしかないのである

所与の条件に文句を言っても仕方がない

それは与えられたことだから

今日と明日が突然変わったとしても

よくない事柄ならいつまでもとらわれることなく

よいことならば素直に受け入れて

進むしかないのだ

それが難しいから人は悩む

だから場所を変えたりいろいろと

気持ちを変えるために

苦心惨憺する

与えられた条件の中で

最善を尽くすしかないのが現実なのだ

一日一日気持ちを朝になるとリセットして

繰り返し出ない日々を感じることが必要になる

昨日と今日とではすべては同じように見えて

時はたち

太陽系は移動し

違う空間に移動しているのだ

人は昨日と今日を同じように暮らしたがる

だから違う世界になっていても

過去に引きずられる

ラジオ体操のうたでないが

新しい朝が毎日来ているのである

それは天文学的にも新しい朝なのである

毎日新たに生きる今は

夜のうちに宇宙のエネルギーをチャージして

からだのバランスを保ち

コンディションをよくなるようにして挑むしかない

宇宙は毎日違うところにあるのだから

今日の自分が明日の自分を創るのではなく

物語にとらわれることなく

毎日新しい自分を受け入れ

今を変えるしかないのだ

過去も所与の条件も変わらない

変わるのは己のこころと

己の行動だ

知識は過去のものであり

新しい世界のものではない

今日また私は生まれた

体は時間の矢によって大人になっているが

今日また生まれたのである

昨日の自分から新しい自分に生まれたのである

けっして同じことは繰り返していない

そう見えて違いが有るのだ

とらわれているから同じに見えるだけだ

今日より明日

明日よりあさって

人は毎日生まれて違う自分になっている

食物をとり

そいつが新しい細胞になり

入れ替わっているのだ

こころは物語を作りたがるが

人は毎日細胞を入れ替え

生まれ変わっているのだ

変えられない過去に対して

どうこうしようとするより

変えられるこころのありようと行動を

毎日生まれ変わっているこころとからだに

言い聞かせないといけない

それが運命を切り開く呪術だ

今日の俺は昨日の俺ではない

生まれたての今日に生まれたての自分なのだから