くぅも晴れるや!!てぃらさんさん!!

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入院顛末記

2014-11-29 22:10:27 | 入院顛末記
しばらくして看護師が4人くらいくる

縛られている体に何かする

尿道に管を通される

管を通されたおいらは

それから尿意がまったくなくなる

縛られたからだをどうにかしようとする

妄想が始まる

日本がいかに優れているかを

なんか知らないが放送している

そしていま何かを始めないといけないという

妄想はおいらを追い立てる

何かを始めないといけない

からだは縛られている

何をはじめようにも何もできない

縛られているのを解こうとして

ちからまかせに引っ張る

ボタンが取れて片方外れる

しばらくその様子を放置していると

看護師があわてて縛りなおしに来る

妄想がパーッと膨らんだあとに

意識を失うというパターンが襲ってくる

隔離室で拘束されている自分の状況が

飲み込めないでいる

縛られたままどうしようもなくなり

大声で歌を唄いはじめる

唄っていると気分がよくなる

しばらくして看護師がきて

おいらも唄えるでと笑っている

なんとなく隔離室が飲み込めてきたころ

拘束している拘束帯をはずす

拘束帯はマジックテープで止めてあり

うまい具合にすると取れることがわかる

ボタンの留めているところは

ある意味フェークだ

ボタンの部分も強力に引っ張ると

取れるようになっている

拘束帯をはずしたころには

尿道の管ははずされていたから

それで室内にある便器に腰を下ろして

休憩しているところに看護師が来る

じょせい看護師ではずしたらアカンやんというから

外れるもんやねんやろうという

室内には大きなカメラがあり

それでみているはずなのである

そうして隔離室から開放される

その病院の隔離室は3畳ほどの空間で

トイレとベッドが配置されており

狭すぎるあまりに

おかしくなるだろうなぁと感じる

それを拘束されていると

確実におかしくなるだろうな 

模様が面白いからとか

そこで楽しむなんて事は

いきなり隔離室に放り込まれて

拘束して縛られる状況では不可能だろう

隔離室は鍵は外からかけられており

中からは開けることはできない

そして外は見えず

入り口のほうの窓も

狭いとおりだから景色なんてものはない

人が通るか通らないかぐらいだ

そして人が通ってもほとんどが素通りで

放置されて自分の部屋に来ることは少ない

狂わすだけ狂わすという感じだ

患者がどんな心理状態でそこでいようが

平気なのだろう

保護室もどきの個室へ移動となるが

そこからは何の動きもない

薬も一定のまま

患者同士のなんかがあり

落ち着いて着たら退院となるが

医者は退院を3ヶ月間延ばしたいのか

状態がましになっても退院を勧めないのが通例だ

ココでは父親を説得して

1ヶ月で退院することとなるが

半年後のゴスペルコンサートでまたしても

入院することになる

そしてまたしても薬を強引に

減らそうとしてのことであった