8個の卵から2羽のヒナが生まれました。孵化率25%って、厳しい現実。8個のうち無精卵が2個、胚を形成したけど途中で成長を止めてしまったもの2つ。そして、もう身体は完全に出来ているのに生きることを許されなかったものが2羽です。特にこの2羽が切なく、悲しい。
身体が出来ていたけど死んだ2羽は卵が揺れたり動いていたけど、死に至った。生きて生まれたものとの差は、自力で卵を割ることができたかそうでないかの違い。殻に穴ぐらい開けられればなんとかなるけど、そうでないと中で窒息死のようだ。
子供が生まれることがこんなに大変なんだ、自然界は厳しいんだと改めて思うに至った。だからこそ、生き残ったものはその生を最大限に光り輝かせて生きていくことが使命なのかと。
生き残った?2羽のヒヨコを大人になるまでしっかり育てるぞと固く誓うワタクシでした。
水温上昇でカラフトマスが来ない。定置網にはブリやカツオ、エイやマンボウまで入る。クマには災難だ。ブリは遡上しない。増えすぎたクマを自然が自ら調整しているようだ。そんな中で賢い個体だけが生き残る。今は痩せたクマはいない。 新谷暁生