jogo式Canoe Life

年越しキャンプ

 焚き火の煙が、谷戸の中空で層を成している。水に浮いた油の層みたいだ。

 今朝は寒かった。ペットボトルの水は凍り、霜が降りていた。海辺より、山の中の方が、気温が2-3度低いような気がした。

 焚き火でお湯を沸かし、コーヒーを入れる。水分を含んだ薪の小枝からチューと水蒸気が上がっている。



 K-1の結果はどうだったのだろう?ボビーは生きてリングを降りられてのであろうか?桜庭は爆裂したのであろうか?紅白はどっちが勝ったのだろう?DJ OZUMAは脱いだのだろうか?焚き火の小さな炎を見ながら考えた。

 一晩で蒲田實先生の「あきらめない」を読んだ。亡くなられたお父様について、書かれていた。お父様は亡くなる数年前、居住地の長野から、あずさに乗って一人で新宿の「天兼」に天ぷらを食べに行ったという。東京で仕事をしていた時、一度だけ食べた天兼の天ぷらが忘れられなかったとのことだ。

 僕にはそこまで「食」に対する執着や、渇望はあるだろうか?「食」に関して、恵まれた時代を生きた僕らの世代には、そういったことはあまり強くないように思う。では、何に渇望しているのであろうか。

 僕は見た事ないものを見、触れたことのないものに触れる、ということに欲があるようだ。未知の物を見、聞き、触れ、感じると言うことだ。そして、そのための方法で最も具体的な方法は「旅」なのだ。

 旅に出ると、多くの見たこともない風景、人々、考え方や価値観に触れることができる。味わったことのない食事を楽しみ、味や匂いも楽しむ。考えただけでもワクワクする。

 旅をしなければ出会えなかった人、話せなかった人もいる。考えただけでも、ワクワクするではないか。

 2月か3月に、カヌーショップでシーカヤックの旅について話をする機会(スライドショウ)がありそうだ。シーカヤックとの出会い、そして逗子から出発したGo Westの旅について話をしようと思う。今から楽しみだ。



 
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「キャンプ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事