> たとえばお笑いコンビ『ますだおかだ』の増田英彦さんは、黒川検事長の定年延長騒動の問題点を詳しく調べていて、分かりやすくコメントしていた。
問題は基本的な知識や常識です。
昔で言うレポーターのように取材してきた体でそこが調べた事であってもまだ良いのかと思います。
一番困るのは常識もなく、基礎知識もないのに自分の意見を押し通そうとすれば無駄な時間や嫌な空気になるだけですから。
それと悲しいかな、意見を述べたがる人の多くは何故か人に意見を求められるようなタイプの人でないパターンもあります。
確かにその人自身はその人の周囲では偉い人なのですが、それでも場違いな政治や経済、社会などとなると経験も違うので賢明な意見に聞こえないのです。
昭和の頃なら非常識に笑ってもいられました。
経済成長や国際的な優位でそれも許されていたのでしょう。
それが失われた15年とかの間でネットの意見とかも採用されるようになってテレビでさえも非常識を笑って済ませるような状況ではなくなりました。
おバカタレントで盛り上がっていた時期もありましたが、その考案者が芸能界を去ると状況は一転しました。
最低でもおバカなフリまででそれなりに弁えないといけないのです。
つまり、理解していない話に首を突っ込まないのが賢い訳です。
ところが政治などの話となると民主的に皆んなの意見を聞くのが良いと思ってか雛壇にまで意見を振るから下手するとトンチンカンな意見や真逆の話をしてしまい兼ねません。
それと雛壇タレントの話ならまだ理解していない、または知識不足なので済みますがもっとも問題なのは故意に盛り上げようとしての批判なんでしょうね。
多く誤解しているのは確かにそのコメンテーターからすればそう見える、ないしそう捉えて是正したいのでしょう。
しかしながら、これだけの社会でこれだけ行政が仕切っている以上仮にミスだとしてもかなり稀な事例とか有るのかと思います。
確かに矛盾しているようなパターンもあり、そう言うのを指摘するまでは良いのですが実際の改善に繋がらないような話をするのはどうなんでしょうかね。
視聴者層にウケると思って出演させているのでしょうけど、それこそ報道のレベルでなくバラエティ番組のような展開で正論でも社会的には大変な意見を出していたりします。
そう言う、報道から情報番組のノリで話をし始めてしまった結果がポピュリズムに陥るような有様です。
それとネットの意見とかと言って選別している人のご都合なのを二、三並べて展開するようなネット記事が多くなり害悪な話になりかねません。
安易に番組の制作を丸投げして局の人間が事細かにチェックしないから中にとんでもない事が紛れるのでしょうね。
テレビが最先端だった頃の勘違いが未だに残っていて単なる非常識なのにそれが身内でウケるからか押し通せると思っているような点も気になります。
それでなんて言うか知り合いを使いたがって都合の良い人気者で固めようとしてかえって何故あの人なのかと思われてしまうのでしょう。
そう言う場合に限ってネットの批判に晒され炎上するとかあるのです。
コネとかが未だに継続するテレビ業界で基本的な知識や常識を持っているのかが、残念ながら今のコロナ感染症の時期に逆に目立ってしまうので大変なのでしょう。
それまでテレワークはなかったので昼テレビを家族と見る機会もなかった人でさえも見れば何この人となりますよね。
悪口を言う気は無いのですが、子役から芸能界にいて世渡りの上部だけは知っていても本質的な信頼性を獲得するだけの勉強や調査をしないで仕切ろうとすれば自ずと空回りして憤るだけで結論を導けずに虚しい状況に陥ります。
日々ネタが変わるから無知な結果は消えていくだけで総括したらおそらく大変な話になります。
視聴者やスポンサーは総括した内容で番組を判断するようにしていけば、安易なキャスティングは減るのかと思われます。
数字ではなく、実際に何をもって番組の使命とするのかが問題で情報の垂れ流しはまさに迷惑な公害レベルです。