日本政府に対し、5月に広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)に際して停戦交渉を呼びかけるよう訴えている。
言われなくても停戦はG7のテーマでしょう。
また、交渉してどうなるものなのかもこの学者さん達は考えていないのですね。
中国が仲介役をしても現状ではウクライナは当然納得しませんよね。
それが停戦にならない原因ですから。
記者会見で声明を発表すると記者が集まるのですが、そろそろ内容を予め知った上で批判的質問をするくらいなら無視してもいいのかと思います。
学者さん達の目的は偉そうに平和論を流布する事で、解決するとは思えなくても構わないのでしょう。
いい加減に現実的な問題を把握して解決策を提起するくらいの発想や調査検討後に会見した方が批判は受け難いのかと思います。
少なくとも緩衝地帯を設けるような提起でもしないとロシアのEUに対する警戒は相当に神経質です。
ロシアの今の政権が統制を強いているのに対してEUのデモ活動などの自由さは対照的です。
そしてそれでまた政権崩壊を恐れるプーチン大統領にとって脅威なのですから。
もっとロシアの学者などと話し合っていれば少しはまだ相手にされるのでしょうけど、自分達でもロシア側への働きかけが出来ないのにG7に対して声明を発表しても誇示しているようにしか見えません。
学者レベルの国際会議等でも発言しての合意なら他からも同意されるのかと思います。
平和にしたいのは誰しも同じですが、その前提条件も違うのでしょうから状況次第なのです。
特にロシアの撤退なら、何も停戦合意しなくても済む話ですから。