【舛添直言】GDPでドイツの後塵、なのに減税議論ばかり岸田内閣の頼りなさ(JBpress) - Yahoo!ニュース
(目次)
▷GDPでドイツに抜かれ、3位から4位に転落
▷日本の競争力も過去最低の世界35位
▷労働生産性も過去最低
▷デジタル化の遅れ
▷構造的改革に挑戦を
これまでも指摘された内容なのですが、根本的に間違っているのは海外の指標をそのまま批判に使用している点です。
労働生産性が低いのではなく、このブログで書いて来たように中小に対する評価が低くその為に賃上げすら儘ならない実態が反映されています。
もちろん、その結果として海外よりは物価高にならずに済んでいます。
賃上げ等の波及効果で税収がアップしているように本来なら各方面まで浸透するのがいいのです。
しかしながら、この前の給食事業のように学校でありながら下請法を守れない、または守らないのが実情です。
問題の本質を見極める必要があるのかと推察します。
例えば、オウム事件以来ゴミ箱は撤去されたままですよね。
当然ですが、ゴミを捨てられないので持ち帰るか、そう言う消費はしないかの二択になり易いです。
全てがSDGsでも環境でもないのにそこが日本だと右倣えしてしまうのです。
日本らしいと言えばそうなんですが、状況を無視してまでの規律なんて無意味です。
中国は少なくとも評価にならないような事をしないし、それと競争しているのですから。
デジタル化の遅れと言うのですが、災害による停電等まで考えるとそれなりの現金支払いも残さないと問題が大きくなります。
また、デジタル化の遅れよりもシステムの問題が大きいのは日頃のニュースからも分かりますよね。
デジタル化が遅れているのなら、再起動した時に一斉に通信してパンクするなんてあり得ません。
遅れているのも無い事も無いのですが、それってマイナンバーカードに有るような話です。
賛成しない一部の人や行政でのミスみたいな話なのかと思ったら総合的にデバッグやマニュアルに従うような習慣が成熟していないのでしょう。
欧米基準の指標で進められるなら、それも悪くないのでしょうけど。
日本らしい基準と言うかスペックでも観察しないとダメです。
と言っている内に気が付くのは日銀の低金利による日米金利差による円安ドル高です。
円安による輸入物価高もあり将来的な改善が必要なのかと思われます。
護送船団方式が悪いと言うのですが、むしろここ最近の問題から推測するにマスクの時もそうだったのですがきちんと指導する事さえも出来ないのが露呈しました。
結果として民間が後付けで対処して収束させたのからすればどんだけ政府が対応能力を鈍らせたのか判明した話です。
新型コロナの時の報道にしてもそれを騒ぎたいだけで本質的な対処方法は厚労省が出し、データーも用意しての話でした。
その原因は大学教授、医師等の解説で右往左往させてしまうだけできちんとした話が出来ないのでしょう。
付け焼き刃的な対処だった事からしてもやはりこの国が国際化するのは難しいのかと見えてしまいます。
少子高齢化の問題にしても抜本的な方法はあっても賛成はしないのです。
外国人労働者を雇用するにしても一部の利権でその手法が間違っているのをその儘にして幾ら改善するようにしても無理なのかと思えてきます。
最後にこれが一番の間違いだと指摘しておきます。
この緊急事態がいつまで続くかは分からないが、日本の旧弊を一掃するという課題に果敢に挑戦することこそ、岸田内閣の最重要課題でなければならない。
◻︎岸田首相等への文句は余計に悪化
ズバリ言えば、岸田首相やその内閣に文句を言うととんでもない事になります。
所得税減税がいい例です。
岸田首相は何か起きると直ぐに反応してしまいます。
これは古い政治家の多くが滑舌も悪く、何を言っているのかは分かっても腑に落ちなかったのと比較して確実に進化しています。
アメリカのバイデン氏だった気遣いして聞くぐらい辛抱強さが求められるのとは違いますよね。
明瞭な話し方だからこそネットも反応して相乗的にエスカレートしてしまうのです。
物価対策だったのがその内に給付金だとか公平だとかいつのまにかまた貯蓄へ回るような話になっています。
◻︎文句を言うと複雑化させて失敗する
ネットが文句や揶揄だけで、正解と離れた内容なのに気が付けば反論を自民党の若手にでもさせておけば済む話なのに。
直ぐ反応してしまうのは熟慮がないだけでなく、専門家の意見を集めていないのでしょう。
そして報道関係者も苦慮するくらいに迷走しています。
押し並べて観察すれば今文句を言っているの多くは残念ながら所得もそれほどでないのでしょう。
所得がある人なら定額に文句を言うのです。
それに複雑化して更に混乱を招くのは問題だと認識していないのも決定的な失点です。
マイナンバーカードが問題だったと言うよりもその後に保険証へと範囲を広げて更に文句が増えてしまったのです。
なのにまた所得税減税で同じような複雑な方法を考案して時間が掛かりますよね。
今言われているのは来年6月では遅いと言うまるで行政の事を考えない素人な話です。
マスコミがこの辺りを整理するくらいの実力がないから、ネットが騒ぐ世論が意見だけで解決を意識しなくなっていますよね。
◻︎構造改革よりも経済成長の提言
アベノミクスが当初より出来なかった成長戦略に問題が有るのは知れた話です。
構造改革で言うと
1.国鉄民営化→モータリゼーションに対応しない
2.郵政民営化→地方のデジタル化の遅れ
3.URの機能低下もしくは価値観の偏移
それまでの公的支援、公共事業が民営化したり、その存在が希薄になったりしてもその後に向けた経済成長へと繋がる要素を活かしていないのです。
おそらく、それなりに対処していればまだ過疎化や地方の不便さは解消されたのかと思うのですが、残念ながら結果は過疎化を加速させてしまいました。
将来的にモデル都市で成功したらシステム管理が出来るような町作りになるのかと想像します。
自動運転をさせられるだけの余裕がある町作りです。
それには路上駐車させないだけの広い土地も必要では?
また介護福祉のデイサービスなどで利用するとしてもそれなりの対応を考察しないといけません。
本当はそう言うのを計画立案出来れば活性化も考えられるのに政治家や官庁はどちらかと言えば問題解決さえも丸投げで構想が練れないのでしょう。