基本的に生活保護者の内訳は以下の通りです。
生活保護制度の現状について 厚生労働省
つまり85%の人は高齢で働けない、母子家庭で苦労している、障害があって生活保護が必要な人達です。
残り15%の中にこれらに該当しないのに未就労な人や外国人までいてそこだけを着目して非難されています。
別に法律で守られている該当者は該当するからそれで非難するなとは言いません。
それの中にも説明や消費が下手な人が多いから不公平感が高まるのでしょう。
特に消費で言えば、高齢者で働けない状況なのにギャンブルとかはもっての他です。
デモの内容にしても本当に旅行に連れて行ってあげられなかった事例は有るかに聞いています。
ですが、ワーキングプアで旅行や贅沢には縁遠い人もいます。
問題は確かにデモの主張の仕方が下手なのは認めますが、生活保護は原理的に物価変動に対応していないのでは?
物価高騰下で生活保護費を上げないの? 基準見直しめぐり論争:朝日新聞デジタル
生活保護費を上げるべきか、下げるべきか。5年ぶりの基準改定をめぐり、来年度の予算編成で論争が起きている。国の2019年調査では、低所得世帯の消費水準に比べて一部で生...
朝日新聞デジタル
この記事辺りが現実に近いのかと思います。
矛盾している点は下記のような話になります。
京都で生存権を求めるデモ 「たまにはウナギも食べたいぞ」:朝日新聞デジタル
「生存権を求める京都デモ」が1日、京都市であった。生活保護の利用者と支援者100人が路上から訴えた。「たまには旅行に行きたいぞ」「たまにはオシャレもしたいぞ」「た...
朝日新聞デジタル
吉永さんは、日本には2千万人ちかい貧困者がいるのに、そのうち1割しか生活保護を使っていないという試算を紹介した。原因に①社会が自己責任を基調としている②身内に助けてもらえばいいと考えている自治体が少なくない③利用をおとしめるバッシング報道――をあげた。保護費を下げている政府の姿勢も「権利保障のモノサシを勝手に縮めている」と批判した。
報道だけでなく、ネットの意見も当たり所がない人達の一つの標的にされます。
そのお約束にしてしまったのはひろゆき氏の2ちゃんねるがそう手懐けたからでは?
問題がある者を指摘するのは許容されても大上段に生活保護全体を非難すると現実には無関係な人まで叩かれてしまいます。
一般にはいわゆる概念と言うのが通用してしまいます。
それで個々の問題はそれぞれで違うのにそれを知らないで非難されるような状況も起きますよね。
なので今回のデモの主張への批判はそれはそれ、実際の問題はこんな人話を聞かずに自分で調べて諸問題を含み知っていた方がいいような話です。
昔なら、2ちゃんねるの住民だけがこの話を共有していたのですが、最近ではネットのポータルサイトのユーザーにまで波及してしまいました。
だから、Yahoo!のコメント欄の一番上に◯◯したければ働きましょうと言うような話が浮上します。
因みに働いていても生活が出来ないと判断されて支給対象になっている人もいますよね。
検索すると
前回 、生活保護世帯の8割はそもそも働けない世帯であることを示しましたが、残りの2割のうち、半数は現に就労しているのです。 あとの半数は、失業者か、見えにくい就労阻害要因のある人が多いと考えられます。
高齢者で碌に年金を払っていなかった人が最終的に行き着いたとしてたら、ひろゆきさんが言う年金崩壊の話の納める納めないの話に直結します。
そこで、下記のような話が先ず有るのです。
最終的に下記のような話になるのかと想像されます。
こんな言い方は卑怯なんですけど、日本社会はボトムラインの問題について上手く誤魔化してきたのです。
ところが、昨今は欧米並みに差別に厳しいとか、または差別に群がりその利権を貪る連中がいてボトムラインでの攻防が報道され易くなってしまいました。
それでネットでも議論と言うか批判がストレス解消にされてしまいます。
決してボトムラインの問題を論じても効果は出て来ないようです。
高齢化社会もそうですが、自己責任だった分野まで社会の支援と言うような話になって新型コロナ以来そんな感じです。
国民の1.6%のうちの更に少ない事例を挙げ連ねるような話になるデモ自体が非現実な人達なのは知れているようです。