爆笑・太田光がジャニーズ問題で指摘「再発防止をやるべきはNHKとかテレビ局」(東スポWEB)
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こう言う発言は視聴者ウケするのでしょうけど、案外危ないのかと思います。
テレビ局の何処がいけなかったのか本当は難しいはずなのです。
例えばジャニーズのタレントさんで視聴率をアップさせたかったとします。
ですが、ジャニーズにもタレントは多く居てこれまでならどのグループが何処の局に冠番組を持つみたいな話です。
なのでジャニーズにしてもお笑い芸人にしても女性アイドルグループ他にしても使い放題の買い手市場でしかありません。
それにこの問題でなくても数字は誰でも取れなくなってきました。
平成の当初、1990年代までテレビが娯楽や流行のインフルエンサーでしたから。
無理矢理、イメージを作るとベルリンの壁が消えた頃です。
不況や世相、災害が1995年頃に世紀末思想と共に忍び寄る感じでした。
その頃からネットが普及し行き渡る事でネット時代を迎えます。
そしてテレビがインフルエンサーでなくなる兆候が出始めます。
レコード大賞と言ってもCDの時代でした。
更に2000年代に突入する頃には例の事件などネットでのトラブルから事件みたいな話になってしまいました。
それに9.11でしたからアメリカの威信さえも崩れ去るようなこれまでになかったような出来事でフェーズが変わった感じもしました。
テレビからネットへの時代交代は2007年のYouTubeの開始で確実に違う価値観へと突入しました。
そこらから去年くらいまでですから15年くらいはかなりの影響があった事になります。
それにカウントダウンイベントみたいなのも2003年から始まって見る事から体験するような行動に変化してきます。
しかし、カラオケによる自分がスポットライトが当たるようなのは1980年代には定着していました。
また、特徴的な出来事として2006年にレコード大賞は大晦日でなく12月30日へと移行しました。
時代の変化の中でテレビは取り残された情報伝搬システムだったのでしょう。
見る側から双方向性やネット民同士の会話などより参加型のタイプへと変化していきました。
つまり、個々の人間にも責任が生じてきたのです。
見るだけなら、選択の自由はあっても働きかけられる物ではなかったので立場はテレビ優位でした。
大雑把な変化を追ってみて分かるのはジャニーズが唯一テレビ業界でも覇者で居続けられた存在だったのでしょう。
どんな番組でも長年やっていると変化するものです。
紅白と双璧だった民放の雄レコード大賞ですら変化したのにです。
視聴率低下を検索すると地上波のデジタル化が出てきました。
奇しくもレコード大賞の放送日が変わった2006年に地デジ化したのでした。
あまり無関係かもしれませんが、光通信による高速インターネットは2003年頃から普及していました。
一連の情報化社会がテレビの優位を崩してしまったようです。
それなのに2004年のジャニー喜多川さんの件を騒いだ記憶がありません。
たぶん、伏せられていたに近い状況?だったのかと思います。
例えば2002年にSMAPの「世に一つだけの花」がヒットしている点からしても衰えていなかったのです。
ジャニーズがテレビの人気コンテンツなのは変化がなかったのがベースにあったのです。
因みに検索していたら妙な話がありました。
SMAPが2004年に紅白に出ていなかったようです。
因果関係は知りませんので何も書けませんが。
太田光氏からすればテレビ局や業界は不動の存在なのかもしれません。
しかし、フジテレビの社長交代に見られる視聴率の低下は亀山社長の頃からかと記憶しています。
2013年になられていますからその辺りからかと思われます。
笑っていいともが放送終了になったのも2014年ですから。
この例を挙げるまでもなく、テレビは変化し続けてきました。
その中で唯一の例外だったのかと思います。
例えば2008年に細木数子さんがテレビ出演を控えられています。
例えが下手ですみませんが、テレビの人気コンテンツの一つ占いとかが相談で儲かり、テレビに出演するよりも良かったのでは?
その他に理由があるのかもしれませんが、個人的にはそう言う印象でした。
やたらな事は言えませんが大惨事を当てられる訳でもない事実に実際の社会の方がそ違う方向へと向いてしまったとしてもそれはそれでしかないのでしょう。
情報の信頼性が問われる時代において宜保愛子さんの話ですらリーディングでは?と言う噂が立ちました。
そのくらいに科学は時に冷酷です。
太田光氏に不動に見えるであろうテレビでも実際の中や周囲を取り巻く環境は変化していたはずなのです。
それなのにNHKがジャニーズを使い続けたのには自信の無さが有るのかと思われます。
優秀な学生がテレビを見る機会なんて少ないのかと想像されます。
そんな人がテレビ局でお偉いさんになってもそれこそ部下の仕事を管理監督するしかないようにしか見えません。
それで悪いとは言えないのですが、それを太田光氏の論法だと編成とかでかなり数いると言われるジャニーズのファンを裏切る結果になります。
それが出来たのかは図りようもありません。
NHKにとって高校野球や大相撲がある意味人気コンテンツでそう言うのなら余程の事ない限り安泰でしたから。
そう言う世界なのに鶴の一声で何が出来ると考えるのは無理難題でしかありません。
お偉いさんほど上手く切り抜けるのに現状維持でしのげるならそれも一つの選択肢ですから。
まして今の情報化の時代になるのはスマホが登場してからで2011年から2014年の事だそうです。
それまではガラ携でプッシュボタンを押して書き込みでしたから捗らないのでしょう。
それならパソコンを使うのでしょうから、そう言う人が優位だったはずです。
つまり、ネットが騒いだとしても今のように誰彼構う事なく書き込みや動画投稿する時代でもなく、限られると言う意味では引き篭もりみたいな人とか積極的でない人が顔を出さない匿名性をいい事に書き込んでいただけの世界でした。
それが変化させてしまったのがスマホやYouTubeの登場なのかと思われます。
太田光氏の世界観だとおそらくはテレビ局側ではさほど変化はなかった、または強く出れば変えられたと思うのでしょう。
しかしながら、残念な事に変化はその外で起きていたのです。
視聴者はテレビ前からパソコンやスマホへと向いてしまったのかと思われます。
そして倫理観もネットリテラシーですから、テレビを見ている受けの姿勢から積極的に書き込む、動画投稿する時代へと変化し倫理観も向上したと言うか自覚し始め出しています。
大企業なんて言う程の経験はなくてもそう言う雰囲気なんて掴めるのが普通なのです。
1990年に太田プロから独立してだいぶ経ったのでそんな感覚も薄れたのでしょう。
ただ、干された期間からすれば自分がしたい事すればそれなりの報いを受けるのは嫌と言う程知っているはずなのですが。
格好をつけて話しているのでしょうけど、聞いている側は納得しても残念ながらそう言う行動が許容される社会には未だなっていないのです。
こんな折にも能年玲奈さんの件を絡ませてきています。
そんなもんなんですよ。