みなさん、こんにちは!
またまたレッスン準備のため、なかなか更新ができずにおりましたが、
今週からまた少しずつ復活します!
さて、久しぶりの更新に合わせて、
今回は、これまた久しぶりの、ゆっくり(すぎる!)ハリー・ポッター、第14弾、
HARRY POTTER and the Philosopher's Stone by J.K. ROWLINGより
乗り物に乗った時に、「酔いそう・・・」と伝えられる表現をご紹介します♪
さっそく本題に入る、その前に、少しだけストーリーの背景を・・・
前回紹介した部分から少し進んで、
CHAPTER FIVE Diagon Alley (第五章 ダイアゴン横丁【alleyは「路地、小道」の意味です】)に入りました。
Chapter Fiveでは、Harryが、魔法使いの世界からHarryを迎えに来たHagridに連れられて、
魔法学校への入学準備として必要な物を買いに出かけます。
そこでHarryが初めて出会う魔法の世界の色々な物や人の話が書かれているのですが、
その前半部分で、必要な道具を買うためのお金を取るため、
HarryはHagridに連れられてHarryの両親が残した遺産が預けられているという、魔法使いの特別な銀行に
向かいます。
今回のオススメ表現は、その銀行に到着したHarryが、Hagridと共に、銀行の番人のGriphookという名の
ゴブリン(goblin:小鬼)が運転する特別な台車に乗って地下深くの金庫へ向かうシーンからの引用です♪
曲がりくねった地下道を勢いよく進む台車から目にした鍾乳石(stalactite)と石筍(stalagmite)を指しながら
HarryがHagridに尋ねます...
'I never know,' Harry called to Hagrid over the noise of the cart, 'what's the difference between a stalagmite and a stalactite?'
(「いつもどっちがどっちか分からなくなるんです」とHarryがカートの音にかき消されないように大声でHagridに言った、「stalagmiteとstalactiteの違いは何ですか」)
☆この続きに出てくる青色で印をつけた部分が今回のオススメです!
'Stalagmite's got an "m" in it,' said Hagrid. 'An'don'ask me questions now, I think I'm gonna be sick.'
(「"m"が入っているほうがstalagmiteだ」とHagridが答えて言った「それから、今、私に質問するんじゃない、酔いそう(吐きそう)だから」)
鍾乳石と石筍の違い。。。え、スペルの問題?!Hagridのこの答え、面白いです。
Hagridは独特のくせのある話し方をするので彼の話し言葉の部分には省略が多く使われています。
その省略を少し元に戻して基本的な表現に書き換えると、
And don't ask me questions now, I think I'm going to be sick. となります。
☆今回のオススメ☆
病気を表すsickですが、
I am sick. (私は病気です)という意味の他に
「気分が悪い」または「吐きそう」という意味でもよく使われます。
引用した文で使われていた表現は
I thinkとセットで言われていますので
「酔いそう(吐きそう)・・・」という意味になっています。
私は乗り物酔いするほうなので、この表現と酔い止めは旅行の必需品です。
乗り物酔いの時に話しかけられたら、しんどさが増すので
Hagridの'An'don'ask me questions just now.'と言う気持ちよく分かります。
I'm going to be sick. 「酔いそうです」
I'm sick. 「酔いました」または「気分が悪いです」
旅先で気分が悪くなった時に知っていると便利な表現です。