日本の歴史学が進展しています。
明治維新の官軍から見た歴史が時を得て、今本当の
明治維新がどんな経験をしてきたのか、維新によって
閉ざされていた江戸の歴史などが、ダイナミック読み
解かれる時代になって来ました。
京都訪問しました折に、素敵な歴史学者の講義を受講
する機会に恵まれました。
特別に受講の許可を頂き、若者たちに混ざり、一日大
学生の気分を数十年振りに、体験して参りました
日本学術振興特別研究員、PD受入、京都大学、吉田武弘
先生は、３２歳の若さにも関わらず、講義は歴史の生き様の
好奇心を誘う面白い内容の構成でした。
講義の内容の江戸時代の一説をかい摘んでみますと、
「参勤交代は、ある一種の軍事パレードで、徳川８００
万石”武威の行進”であり、軍事力一番持っているぞと
いう。
日本が世界で一番強いというのはとても心地よい。
世界というのは、決して地球という意味ではなかった。
徳川日本は一つの独立した帝国で、西ヨーロッパ、ロ
シア、アメリカ大陸、様々なシステム持っていた」。
（この国人たちは、今も日本が一番という、受け継
がれているのは、江戸の名残りですか。）倉富
「百姓一揆」のお話
「日本全土を田んぼで覆って行ったのは、江戸時代で、
その前は違っていた。百姓一揆などは、取り立てに講
議するだけでなく、武士に田んぼを取られない為のも
のでもあった。武士は農村にいなくて、城下町に移り
住んでいましたので、隠れて田んぼを作れました。
江戸リサイクルは世界一は、なきにしもあらずですが、
江戸時代の人は限られた資源でしたから、エコであった
からではなかった。
政治システムも安定を求めました。
全員一致が大事で多数決ではなかった。
・・・・
日本人の決定遅いと言われる。江戸時代時間にルーズ
と、日本人時間守らないと。一つには何時何分という
時計がない時代で、丑の刻とかだったので。
急ぐより全体の安全大事という事、秩序安定してい
るという事が大事と。
江戸時代３００年国民国家の原型が出来ました。
主権国家、国民国家日本といいます。
(役所仕事が遅いのと外交戦略ももそうですね）
続く、明治維新の下級武士
