W杯欧州予選、プレーオフの末イタリアが脱落しました。なんと60年ぶりの出来事だそうです。ブラジル、ドイツとともに50年以上W杯の常連国の名を欲しいままにしてきたイタリア。
この3ケ国だけは常に出続けるものという常識めいたものも、私にはありました。それが覆されたのです。
それでも海外サッカーに詳しい評論家に言わせると、もう10年前から予兆があったといいます。過去2大会、本大会には出場できたものの、いずれもグループリーグを突破できないで終わっています。
この原因を世代交代の遅れと指摘する方も多いようですが、私の見立ては、やはり自国リーグの欧州における地盤沈下が大きいと思います。
世界最高峰のリーグと言われたセリエA、1990年代は欧州各国はもちろん南米をはじめ世界中の選手たちがセリエAでのプレーを目指しましたが、2000年台代に入りプレミアリーグ、2010年代に入りリーガ・エスパニョーラに世界最高峰のリーグの座を譲っています。(このあたりのことは、9月14日の書き込み「日本選手の欧州サッカー挑戦、これまでと、この先。」でも紹介しています)
いまや、セリエAは、世界四大リーグの中でも一番下のランクというのがもっぱらの評価です。
そうなると自国の選手たちはレベルの高い選手たちの中でもまれる機会が減り、相対的に力を落としていると思われます。
セリエAは、2006年に発覚した一大スキャンダルのためガタガタになってしまいました。これが長期低落のトリガーになったことは間違いありません。
それによるリーグの低迷、自国選手のレベル低下が積み重なり、W杯本大会でのグループリーグ敗退につながり、とうとう予選敗退というところまで来たわけです。スキャンダルによって失ったものの大きさを、あらためて感じる出来事です。
やはり驕りですよね。国のサッカー全体に驕りがあるとこうなります。日本で言えば、さしずめ日馬富士の暴力問題を通して浮かび上がる相撲協会の姿といったところでしょう。
我が日本代表、今回は首尾よく出場権を獲得できましたが、次の保証はどこにもありません。回を追う毎に厳しさを増しています。3年後から始まる次のアジア予選。まだ何も語れませんが、どの関係者も気を引き締めて全力を尽くす必要があると思います。
では、また。
この3ケ国だけは常に出続けるものという常識めいたものも、私にはありました。それが覆されたのです。
それでも海外サッカーに詳しい評論家に言わせると、もう10年前から予兆があったといいます。過去2大会、本大会には出場できたものの、いずれもグループリーグを突破できないで終わっています。
この原因を世代交代の遅れと指摘する方も多いようですが、私の見立ては、やはり自国リーグの欧州における地盤沈下が大きいと思います。
世界最高峰のリーグと言われたセリエA、1990年代は欧州各国はもちろん南米をはじめ世界中の選手たちがセリエAでのプレーを目指しましたが、2000年台代に入りプレミアリーグ、2010年代に入りリーガ・エスパニョーラに世界最高峰のリーグの座を譲っています。(このあたりのことは、9月14日の書き込み「日本選手の欧州サッカー挑戦、これまでと、この先。」でも紹介しています)
いまや、セリエAは、世界四大リーグの中でも一番下のランクというのがもっぱらの評価です。
そうなると自国の選手たちはレベルの高い選手たちの中でもまれる機会が減り、相対的に力を落としていると思われます。
セリエAは、2006年に発覚した一大スキャンダルのためガタガタになってしまいました。これが長期低落のトリガーになったことは間違いありません。
それによるリーグの低迷、自国選手のレベル低下が積み重なり、W杯本大会でのグループリーグ敗退につながり、とうとう予選敗退というところまで来たわけです。スキャンダルによって失ったものの大きさを、あらためて感じる出来事です。
やはり驕りですよね。国のサッカー全体に驕りがあるとこうなります。日本で言えば、さしずめ日馬富士の暴力問題を通して浮かび上がる相撲協会の姿といったところでしょう。
我が日本代表、今回は首尾よく出場権を獲得できましたが、次の保証はどこにもありません。回を追う毎に厳しさを増しています。3年後から始まる次のアジア予選。まだ何も語れませんが、どの関係者も気を引き締めて全力を尽くす必要があると思います。
では、また。