「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

●Copyright © 2025.All rights reserved.●Since2008.
  

■Head Line News 5月海外編

2019-05-09 | ●Head Line News1)

Head Line News(May.2019・令和)


■■
[タイの最新情報]■■■■■■■■■■■■■■■■■■
1)「国王の戴冠式]
●タイのワチラロンコン国王(66歳)は、2年前プミポン国王の死去に伴
い、チェクリン王朝第10代の国王に即位した。その国王戴冠式が
喪明けの5
月4日から6日にかけて、首都バンコクの王宮で王族、枢密
顧問官、閣
僚出席のもと、
行われた。

国王は7,3キロの王冠を被り市内をパレードし、全国76県で採取した
聖水を使って清めの儀式が行われた。
3日間の戴冠式の公
式費用は、10億バーツ(約35億円)と公表された。
タイでは、これを祝して
この3日間を国民の祝日とした。
  
 

●タイ国王(66歳)は戴冠式を控え、タイ陸軍に所属するスティダ
―さん(陸軍大将)と正式に結婚し王妃にしたと発表した。
因みに今回は4度目の結婚になるという。

2)[民政化への道のり]
●民政化を目指すタイの総選挙は、去る3月27日に行われたが、
その公式結果が
5月9日発表された。
それによるとタクシン元首相派のタイ貢献党が第1党になったが、
全体的には現政権派の親軍政党が過半を占め、プラユット暫定
首相が続投する可能性が濃厚になってきた。
但し貢献党など反軍政派は、かねてからの軍政側の権力による
議席配分などに猛烈に反発しており、正当な民政化への道のりは
まだまだ遠い。
 
 
3
)[女性上位のタイ企業]
●世界的な国際会計の調査会社グラントンソン社の調査によると、
タイ企業の上級管理職に女性が占める割合は37%で、アジアで
4位だった。ASEAN主要5ヶ国の25%を大幅に上回った。
特に経営に占める姿勢では「情熱」を重視するが6割を占めた。
国際比較では、ロシアが45%で首位、世界平均は24%だったが、
日本は7%で最下位だった。

4)「急速に進むタイの高齢化」(バンコクポスト)
●アジアでは、日本に次いでタイとシンガポールと中国が、高齢化社会
に突入しつつある。中でもタイは、すでに高齢化社会にあるといわれる。
タイでは、総人口6550万人の17%に当たる1120万人が65歳以上で、
高齢化が急速に進行している。
最近では、高齢者向けの介護施設やヘルスケアー事業が盛んで、観光
事業
と併せて医療介護ケアーで世界の高齢者を呼び込もうとする動きも。 

 

  
■■
[アジアの最新情報と課題]■■■■■■■■■■■■■■

1)「中国経済の急減速
●米中貿易協議は、いつしか米中貿易戦争、米中新冷戦の様相 を
呈してきた。 5月7日米国トランプ大統領は、中国製品の関税を10日
に25% に引き上げると表明、9日からの米中閣僚協議の結果が注目
さ れる。
その着地点の結果では、中国に次ぐ対米輸出国日本にも矛先が向
いてくる可能性が出てきた。当然、日本の株価や景気にも影響が懸
念される。



 

■2)「世界の10大リスク」 (楽天証券)2019
●世界の大方の識者は「昨年来の米中、米露、米鮮、米欧、中東 など
主要な国々の関係は全く解決しておらず ここに潜在する 悪い種がどん
どん悪化している状況」だと解説している。

今後 世界の最大のリスクは、「悪い種」という抽象的な表現ではあるが
ここ 数年で世界の地政学的な危険が顕在化するだろう」と警告する。
貿易海洋国家の日本にとって、 新しい令和時代を多様な世界の国々
と、今後どう共存していくか、その課題と危惧は尽きない



■3)「国防の地政学、中国の海洋進出への危惧
●2012年の尖閣列島の日本国有化以降、中国の恒常的な領海侵 入
が繰り返され、その後、南シナ海における南沙諸島などの中 国の領有
化を進んでいる。 いま中国は、国家戦略として「一帯一路」を海陸から
進めている。
その中国の太平洋への出口としては、日本の領海が、大きく進路をふ
さぐ 事になっており、中国は、尖閣や台湾への実力でのアプローチを
欠かさない。
米中貿易戦争を通じて顕在化した「米中新冷戦」の中国の狙いは、 ま
がいなく、南シナ海をはじめ、世界の海洋覇権を握る事だとみる向きが
多い。

我が国にとっても、日本の最前線、南シナ海列島線をいかに攻防 する
かが、今後の大きな国防課題となってきた
米国は、日本や台湾との関係もあり、東シナ海や南シナ海の自由航海
を目指して、常に航空母艦群をこの海域に派遣し、中国への圧 力をか
け続けるという。     


   (中国側から見た地図/太平洋へは、尖閣沖縄ルートが最高である事がよく解る)






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | ■Head Line News 5月日本編 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿