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■■■■■■■■■■■タイ、混迷からの脱出■■■■■■■■■■
●一冊の本が上梓された。
「タイ、混迷からの脱出」
高橋 徹著 日本経済新聞出版社刊 2600円(税別)
いま時、時事本としてはかなり高い本である。出版不況のさなか
相当、自信がある内容とお見受けした。
●著者の高橋さんは、昨年当時、日経新聞のバンコク支局長で
記者だった。
突如起こったクーデターのころ、連日釘ずけのように日経の国際面
の記事を読んで、事の真相の推移を見守ったものだ。
多くの日経読者は、記事の最後の奥付けにある高橋記者の名前に
ふれて、いつしか親しみを覚えたはずだ。
●私の場合、國際記事は、ほとんど日経新聞だった、特に、タイの
情報は、経済の視点から日経の記事が、何かにつけて役立った。
読売や朝日よりも、中身が濃厚だったような気がした。
因みにタイの現地情報は、いまもバンコク週報の日本語版を活用し
ている。
●クーデターは、2014年5月22日突如おきた。
私共が、JJTIROと外務省のASEAN40周年友好記念事業を終えて、
無事、チェンマイから帰国した翌日の出来事だった。
あれから既に、1年半が経過する。
●今回ご紹介する本は、
クーデターから1年半のタイの政治情勢の経過を分析しながら、これ
からのタイがどうなるのか、詳しく解説している。
●私も、興味を持って読み始めたところだが、時局本だけに1日も早
い方がよいと判断して、早速ご紹介する事にした。
●「タイ 混迷からの脱出」 繰り返すクデター、迫る中進国の罠、、
橋 徹著 日本経済新聞出版社刊 2600円(税別)
騒乱、洪水、政変のすべてを取材した特派員、渾身のルポーー
その概要はーーーーーーー
●プロローグ
●第1章 十九度目の政変
●第2章 タイ式民主主義の系譜
●第3章 CEO宰相の栄光と蹉跌
●第4章 戦車と法廷のクデター
●第5章 カラード・ポリティクスの実相
●第6章 出口なき混迷
●第7章 タクシノミクスの落日
●第8章 「微笑みの国」の進路図
●本の書き出しは「それは既視感に満ちた光景だった」で始まる。
概要を見たところ、なかなか興味が持てそうである。
この本をご紹介する事によって、タイの正しい政局の推移や、これ
からのタイの動向が把握できるとすれば、最高の幸せである。
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