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■タイの伝統文化

2015-10-25 | ●タイの伝統文化

■■■■■■■タイ伝統文化との素敵な出合い■■■■■■■

■「清楚な民族文化の彩り

タイの伝統文化については、いまから約20年ほど前、梅棹忠夫博士の
「東南アジア紀行」を読んで、その伝統の独自性について学んだ。

特に、タイ北部チェンマイを訪れるようになってからは、タイの伝統工芸や
寺院の壁画に魅せられる事になる。というよりも虜になったといっていい

タイの伝統文化は、総じてインドを起源とする仏教思想に影響されている
といわれる。 いわゆるヒンドゥーの色合いが濃く、中国から渡来した日本の
寺院の重厚な赴きとは、いささか異なる。

タイの彫刻は、ほぼ仏像に限られ、絵画も寺院の壁画が主体である。しかも
のちに王室芸術が加わって、その色彩は鮮やかで、絢爛豪華を極めることに
なる


 
●しかし寺院美術と異なり、民族的な特色を持つ工芸は、後に土着民芸
として、
古く10世紀からあったことが、石造りの仏像などでわかってきた。
専門家
の話では、やはり クメール様式の影響が大きいとされる。

そういう伝統を受け継いだ現在のタイでは、仏教美術を中核にして、工
芸、絵画、陶器、建築、インテリア、宝飾、文学、衣装、人形、仮面劇、舞
踊、音楽、カービング、
食文化、ムエタイなど独自の伝統文化が盛んである、
特に造形的な分野では、世界的な人材がどんどん輩出しているという。

 
●北部チェンマイには、市内にほぼ300というさまざまな仏教寺院が点在し、
カメラ片手に歩けば、悠久の歴史の足跡をたどることができる。
また、周辺には陶器やシルクの伝統的な工房が散在し、チェンマイ海外暮
らしの妙味は、尽きることはない。


■「私が撮影したチェンマイ旧市街の名跡寺院のスナップ
   
   
   

ごく最近日本では、世界的なモダンリビングカルチャーのフエアが開催され、
タイ商務省から選ばれたタイの家具、工芸、デザインの主要企業10社が出展し、
多くの注目を集めた。
   
この3体の工芸彫刻人形は、出展企業「HAPP  DESIGN COM」の展示作品
である。ちょうど、最後の日に会場にうかがったブロガーの私は、あまりの
造形美の美しさにみとれていたところ ,この工房の若い女性オナーManoさん と
お会いすることが出来た。そしてこの工芸作品を格安で、分けていただいた

       
この工房では、名だたる達人が、一点一点全て手ずくりで彫刻して色ずけ
するという、まさに工芸品である。 
特にデフォルメされた表情と、絵付けされた衣装の清楚な色彩が素晴らしい
私の場合、今までは、タイといえば、ほとんどが、タイ像のコレクションだった。


 
次回、タイを訪れるときは、MANOさんの工房を訪ねて、この3体の作者に
お会いすることにしている
。 これも日タイ国際交流のかけがえのない楽しみ
の一つである

 

 


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