【11月15日投稿分】
今日の法話は、11月10日に投稿した法話(自律神経失調症関連)の続きをさせてもらいましょうかね。さて、何かしらのストレスが掛かって交感神経が乱れると、年齢に関係なく、ツーンというネギ臭い汗が出てくるそうで。足の裏からも汗が出て足が臭くなるし、皮膚からも汗が出て、複合臭(何とも表現し難い匂い)がしてくると。その道に明るい専門家に言わせると、これを一瞬で解消する方法があるらしく、それは『笑う』という事だそうです。笑う事で自律神経が整ってくると。この事を多少知っていたので、メヌエル持ちである拙僧、大半のお笑い番組は、録画してまで見ております。他にも、お笑い番組を見ている理由は、彼らのしゃべくり、ですかな。特に、間の取り方を勉強させてもらう為に。人を怒らせたり、泣かせたりするは、そんなに難しい事ではない。が、人を笑わせるというは、そう簡単な事ではない。如何に素晴らしい法話をしても、聞き手を退屈させたり、眠気を与えたら、話し手側の負けです。彼ら(お笑い芸人さん達)は、賢く、世相の流れに敏感で、知識も機転も、豊富。法話を話す上で、何よりの参考になっております。
笑う事により、副交感神経のスイッチがパーンと入り、自律神経の暴走にブレーキを掛けて、ストップしてくれているとの事。また、笑う以外にも、自律神経を整える為には、腸活が非常に大事である、という事ですもんね。脳がストレスを感じると、腸内環境も悪くなるとの事で「腸が捻じくれる」という表現は、こうした意味合いからの言葉なんでしょうね。逆に、腸内環境が悪くなると、脳がストレスを感じ、自律神経の乱れに繋がると。つまり、腸と脳は、相関関係にあるという事なんでしょうね。
自律神経が整う(鬱状態改善、精神疾患改善)為の食事は、発酵食品(味噌)と食物繊維(バナナ)、大豆、乳製品、納豆、卵かけご飯などが良いと言われておりますが、その中でも1番効果があるは『なすび』であると。信州大学の中村浩蔵准教授が学生達と一緒に、14年間も懸命に研究して、数多くの野菜の中で、神経伝達物質『コリンエステル(交感神経活動抑制作用)』がダントツに入っているは『ナス』というを発見されたらしく、それも、最も良いナスは高知の『なすび』であると。神経伝達物質が入った定番野菜といえば、ピーマン、ニンジン、トマトなどありますが、それと比べても、なんと、1000倍以上もの量が含まれてあったというから、おったまげですばい。交感神経を落ち着かせる働きがあり、血圧を下げるも、最適と。食べ方はどんな食べ方でもよい、との事ですもんね。
考えたら、こんなに長い間『栄養がない野菜、ボケナス』のレッテルまで貼られていた『なすび』が、何故、今頃になって、と思いますよね。その理由は単純にて、只々これまでは真剣に『なすびの栄養分』を調べる人がいなかった、という事なんだそうです。ただ、1つ疑問に思うは『秋茄子は、嫁に食わすな』という諺があるという事。昔の人達は、食した後の感覚から『茄子には、リラックス効果があるのでは』と薄々気付いていたのかも。リラックス効果があれば、夫婦の仲も円満になり、妊娠率も高まって、子沢山となったら、養いきれないと思った昔の人が、その様な言葉を作った、という説もあるとか。ほんと、面白いですね。ただ、迷信は解明されたら、迷信でなくなりますもんね。
さて、5日前の法話でも言いましたが、頭から異常に汗をかくは、交感神経(自律神経の乱れ)の異常のサイン。足の裏の汗、手汗も異常のサインであると。肩こり、便秘も、また同じ事が言えると。その筋の専門家が、次の様に指摘をされております。
「1日に10分でいいから、ぼーっとする時間を作ってください。ストレスの原因は、9割が人間関係です。『笑う』という行為は、モルヒネの数倍鎮痛作用があります。お笑い芸人さんは、笑いを届けて、世の中の痛みを和らげてくれている存在です。旅行に行った時、1日目はなかなか眠れないは、安心、安全が欠けているから。2日目、3日目になると、帰ってくる部屋が同じなので、その安心、安全の確保が出来、眠れないと言ってる人も眠れる様になる。自律神経を労わりたい人は、1泊の旅行ではなく、2泊3日で同じホテルに泊まるが大事です」と。
「徹夜明けは、ほぼ全員が自律神経失調症になっている。ボーッとしたり、耳が遠くなったり、ふらついたりと。達成感と意欲が、疲労を一時的に消す事が出来るが、これが最も危険です。これが溜まってくると、過労死の原因に。自律神経は休んでこそ、休まるもの。疲れているのに休まず、気分転換といって、ちょっとした休憩時間でも何かをしたがったり、無理に旅行に行ったり、『休む』というを勘違いしています。結局、無理をしているだけ。気分転換は名ばかりで、もっと疲れる事をやっている。忙しい人こそ、家でごろっとしてください。『休み』とは本来、何もしないのが『休む』という事」と。
「アクセルを踏みっぱなしのままにしてはいけません。こめかみを押さえる事や、耳のマッサージ(耳たぶを持って、上や横に引っ張る)をする事で、自律神経を整わせる事が出来ます。耳のツボの位置はググってください。自律神経を簡単に整える方法は、楽しい事、好きな事、嬉しかった事、リラックス出来る事を、脳に思い浮かべる事。未来の事でも、過去の事でもいい、写真や動画に頼らず、思い浮かべる事が大事である」と。
【おまけ】
因みに、今日(11月15日)は『七五三』ですが『1年で最も最良の吉日』と言われておりまして、その日に子供の行事を当ててくるというは、それ程に子供というを大事に思っているという事なんでしょうね。そりゃ、そうですわな。人間が1人も結婚せず、また、既婚、未婚に関わらず、人間が1人も子供を産まなければ、100年後には、当然の事ながら、地球上に、人は1人もいなくなり『人類は滅亡』いう事に。
「子供が欲しい」とわが寺に、神仏頼りに来られるご夫婦は、少なからずおられますが、その人達には拙僧「人はその土地を縁に生まれてきます。氏神(神社)さんのところに行って『あなたの子供を、私に育てさせてください』と真剣に願ってきなさい」と、そのご夫婦達に。それが功を奏したかどうかは兎も角、それで授かったご夫婦は数知れず。ただ、本当に神仏の加護か、と言われたら、それは何とも言いようが。ただ「神仏に願掛けしたから、何とかしてくれるかもしれない」という期待感が免疫を上げて、子供が授かりやすい体質に変わっていった、というが、本当のところではないかと。祈願先は、先祖さんでも、鬼子母神さんでも、淡島さんでも、お地蔵さんでも、同じ事。要は、心の問題にて。何はともあれ、お願いをしたんだから、成就、不成就に関わらず、御礼報謝には足を運ばないといけないですよね。『七五三詣り』とは「3歳まで、5歳まで、7歳まで、あなた(神仏)から授かった子供をこの様に育てました」と、お披露目に行く行事にて。そういう考えを持ったならば親は、子供を自分の所有物扱いにせず、1人の人格者として育てるでしょうから、間違いを犯す事は少ないでしょうね。
【付録】
拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。
約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。
金剛寺ブログ :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808
金剛寺ツイッター :https://twitter.com/kongouji093
金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/
拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」
金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?
【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。
次回の投稿法話は、11月20日になります。