JUNSKY blog 2015

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「アイーダ」 劇団・四季

2006-11-10 22:36:33 | 観劇レビュー
時間が前後するが、11月8日(水)午後1時半から
劇団・四季のディズニー・ミュージカル「アイーダ」を見た。

しかし、連日の睡眠不足が祟って、半分寝ていたらしい。
ストーリー展開を殆ど覚えていない。
というか、ストーリーそのものは、ヴェルディの歌劇「アイーダ」で、良く知っているので、どこがどう違ったのかという展開が良く解らなかった、ということ。


公式ホームページなどを見ていると、涙なしでは見られない感動巨編ということらしいが、私は一向に感動しなかった。
だから、劇中に惹き込まれて行かなかった。

それ故、睡魔の方に負けた。

アイーダ役の濱田めぐみは迫力ある声を聞かせていたが、全体として実力はそこそこ。筋立ても特別なところはないように思えた。

私的には、2003年に安蘭けい(あらん・けい;男役)がアイーダを演じて、多くの宝塚ファンの期待を好い意味で裏切った「王家に捧ぐ歌」(歌劇アイーダより)の方が音楽も演出も装置も数段上だったように思う。

メッセージ性の面でも、宝塚版「王家に捧ぐ歌」は、911(同時多発テロとその後の米軍による無差別爆撃)を強く意識した内容であり、タイムリーな企画であった。
安蘭けいが歌った「アイーダの信念」
♪たたかいは新たな~たたかいを生むだけ♪」は、
まさに米軍の“報復”攻撃に対して歌われているように思えた。

それと比べて、四季版は「ディズニー版」だけあって、反戦思想は薄いように見えた。
スペクタクルの面でも「オペラ座の怪人」などと比べて、吊物と照明を中心としたものであり、物足りなかった。
「王家に捧ぐ歌」は宝塚の持つ迫り機構をフルに使い、それ以外にも様々な趣向を凝らした装置と多くの出演者で迫力ある舞台を創り上げていた。

この公演(劇団四季「アイーダ」)を平日の昼日中に見ることができたのは、「九州照明家協会」という当社も参加する団体による舞台研修公演だったからである。(チケット代は自己負担)
公演終了後、バックステージツアーが催され、先ほど見た装置を確認することができた。
その装置を見る限り、殆ど直前の公演で見覚えがあるので、睡魔に襲われつつも完全に睡眠に陥った時間帯があったわけではなく、夢うつつ状態でも目は開いていたらしい。
ただ、歌詞は全く覚えていない。
宝塚版「王家に捧ぐ歌」の主なナンバーは覚えているのに!

劇団・四季「アイーダ」公式ホームページは
ここをクリック

宝塚版・アイーダ「王家に捧ぐ歌」の紹介番組は
ここをクリック
それによると、11月11日(土)午後2時より「タカラヅカ・スカイステージ」で「王家に捧ぐ歌」全編が放映されるようです。ご契約されている方はどうぞ。
私は衛星放送を一切契約していないので見られませんが・・・

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