『お玉さんのブログ』や、『大津留公彦のブログ2』で、この夏のNHK戦後62年特集番組を中心に、民放の番組も交えて紹介している。
NHKも番組宣伝スポットを頻繁に流している。
NHKでは、これに関して、「戦争と平和 特集番組ブログ」も開設している。
http://www.nhk.or.jp/sengo62-blog/
NHK公式ホームページは、
番組表は、ここをクリック (ちょっと重いかも)
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こちらはNiftyサイト
「核クライシス」第1集
広島の日を翌日に控えた、今日8月5日(日)には、「核クライシス」第1集が放映された。
広島で、もし現代の広島で広島型と同規模の核爆弾が地表で爆発したら、どれほどの被害を引き起こすかを現在の科学技術で可能な、核兵器を使わずに行なえるさまざまな実験やコンピューター・シュミレーションを駆使して究明しようというプロジェクトである。
内容の紹介をしている余裕はないが、結論として、自ら被爆者であるプロジェクト・リーダーは「これらの被害は人間の手で防ぐことはできない。 唯一の解決策は全世界での核兵器の廃絶しかない」と語っていました。
もう一つのクライシスとして、アメリカが報告した、「地上160km」での宇宙空間での核爆発である。
この場合は、熱線も放射線も爆風も地上には届かないが、成層圏に異常を来たし、電磁パルスが広範囲の地上に降り注ぎ、電子機器が全てコントロール不能になり、航空機も含め電子回路で制御されている地上のあらゆるもの(今や都会での生活の9割以上を支配している電子回路!)が使用不能になる。というものである。
しかし、これには何か胡散臭いものを感じた。
何しろブッシュ米国大統領は、この報告を根拠に「テロリストに対する核先制攻撃」を主張しているからである。
もし、テロリストがこういう作戦を試みている気配があるのなら、その作戦を容易にするような情報を、何故「報告書」として公表したのか?
私など、こういう攻撃は予想もしていなかったが、スイスでは1990年から対処していたと言う。
この報告書で、より広範囲のテロリストが、この攻撃が米国を壊滅させることを知ったことであろう。 それってなんかおかしくないでしょうか?
脅威を煽って軍拡を進める軍部と軍需産業が描いたシナリオのように見える!
NHKが、そういう情報を「核クライシス」として、無批判に流すのもアメリカ軍部迎合かも知れないが、これについても「核専制攻撃論を展開すれば、逆にテロリストも先制攻撃される前に行動を!という展開になり、一層危険である」という日本の研究者の言葉で締め括ったことは、評価できる。
それと、ひとつ感じたのは、コンピューター・グラフィックスで、そのクライシスの事態を描いているのであるが、もっとも印象深く見たのは番組宣伝スポットの際であった。
番組内では、CGを造った多大な苦労に報いるためか、同じCG映像を3~5回も使用していたので、次第に印象が薄れ、恐怖と脅威が感じられなくなった。
せめて、概論の時一回と詳細な説明の時に1回の、せいぜい2回だけの使用に留めてほしい。
メイキング映像を何度も見せられて本編では白けてしまうのと何か似ている。
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【今日も御覧頂きありがとうございます。
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NHKホームページ より、一部だけ抜粋
写真は広島でのプロジェクトの責任者(被爆者)
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核拡散に危機を感じた広島市は今年初めて、核攻撃を受けた時の被害を詳しく想定し調査を行った。その中で、現実に起こりうるとしているのは、テロリストが都市に持ち込んだ核兵器を爆発させる“地表爆発”だ。科学者たちの調査により、残留放射線が都市に想像を越える被害をもたらすことが明らかになってきた。
また、アメリカが将来起こりえる核攻撃として警戒するのが、ミサイルに搭載された核兵器が数百km以上で爆発する“高度爆発”だ。この爆発が起きるとアメリカの国土の大半に強力な電磁波が降り注ぎ、電子機器が麻痺するなど国家としての機能が崩壊すると、軍関係者は警告している。
番組では、新たなる核攻撃の恐ろしさと、それが世界の核状況にもたらす影響を徹底検証する。
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NHKも番組宣伝スポットを頻繁に流している。
NHKでは、これに関して、「戦争と平和 特集番組ブログ」も開設している。
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「核クライシス」第1集
広島の日を翌日に控えた、今日8月5日(日)には、「核クライシス」第1集が放映された。
広島で、もし現代の広島で広島型と同規模の核爆弾が地表で爆発したら、どれほどの被害を引き起こすかを現在の科学技術で可能な、核兵器を使わずに行なえるさまざまな実験やコンピューター・シュミレーションを駆使して究明しようというプロジェクトである。
内容の紹介をしている余裕はないが、結論として、自ら被爆者であるプロジェクト・リーダーは「これらの被害は人間の手で防ぐことはできない。 唯一の解決策は全世界での核兵器の廃絶しかない」と語っていました。
もう一つのクライシスとして、アメリカが報告した、「地上160km」での宇宙空間での核爆発である。
この場合は、熱線も放射線も爆風も地上には届かないが、成層圏に異常を来たし、電磁パルスが広範囲の地上に降り注ぎ、電子機器が全てコントロール不能になり、航空機も含め電子回路で制御されている地上のあらゆるもの(今や都会での生活の9割以上を支配している電子回路!)が使用不能になる。というものである。
しかし、これには何か胡散臭いものを感じた。
何しろブッシュ米国大統領は、この報告を根拠に「テロリストに対する核先制攻撃」を主張しているからである。
もし、テロリストがこういう作戦を試みている気配があるのなら、その作戦を容易にするような情報を、何故「報告書」として公表したのか?
私など、こういう攻撃は予想もしていなかったが、スイスでは1990年から対処していたと言う。
この報告書で、より広範囲のテロリストが、この攻撃が米国を壊滅させることを知ったことであろう。 それってなんかおかしくないでしょうか?
脅威を煽って軍拡を進める軍部と軍需産業が描いたシナリオのように見える!
NHKが、そういう情報を「核クライシス」として、無批判に流すのもアメリカ軍部迎合かも知れないが、これについても「核専制攻撃論を展開すれば、逆にテロリストも先制攻撃される前に行動を!という展開になり、一層危険である」という日本の研究者の言葉で締め括ったことは、評価できる。
それと、ひとつ感じたのは、コンピューター・グラフィックスで、そのクライシスの事態を描いているのであるが、もっとも印象深く見たのは番組宣伝スポットの際であった。
番組内では、CGを造った多大な苦労に報いるためか、同じCG映像を3~5回も使用していたので、次第に印象が薄れ、恐怖と脅威が感じられなくなった。
せめて、概論の時一回と詳細な説明の時に1回の、せいぜい2回だけの使用に留めてほしい。
メイキング映像を何度も見せられて本編では白けてしまうのと何か似ている。
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NHKホームページ より、一部だけ抜粋
写真は広島でのプロジェクトの責任者(被爆者)
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核拡散に危機を感じた広島市は今年初めて、核攻撃を受けた時の被害を詳しく想定し調査を行った。その中で、現実に起こりうるとしているのは、テロリストが都市に持ち込んだ核兵器を爆発させる“地表爆発”だ。科学者たちの調査により、残留放射線が都市に想像を越える被害をもたらすことが明らかになってきた。
また、アメリカが将来起こりえる核攻撃として警戒するのが、ミサイルに搭載された核兵器が数百km以上で爆発する“高度爆発”だ。この爆発が起きるとアメリカの国土の大半に強力な電磁波が降り注ぎ、電子機器が麻痺するなど国家としての機能が崩壊すると、軍関係者は警告している。
番組では、新たなる核攻撃の恐ろしさと、それが世界の核状況にもたらす影響を徹底検証する。
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