JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
文化関係の記事は、
【観劇レビュー&旅行記】(ブックマークのTOP)
で書いています

戦艦大和の主砲削った旋盤 今も稼働

2007-08-15 14:25:06 | 戦争と平和
戦艦大和に関する話題2題。

いずれも地方紙のWeb記事。

ひとつは、戦艦大和の主砲削った旋盤が現役で平和利用に使われていて、日本の技術の底深さを示すものとなっている。

もうひとつの話題は、奄美大島伊仙町にある、大和受難碑が老朽化していて、再建のための募金を行っているとの話だ。

大和の『海上特攻』の無謀さについては、昨年の映画「男たちの大和」で描かれたが、誤った国策のために亡くなった方々に哀悼を捧げたい。

*******************************************
今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!

*******************************************

戦艦大和の主砲削った旋盤 今も稼働 播磨町(神戸新聞) - goo ニュース
******************************
     神戸新聞  2007年8月15日(水)11:53


 当時世界最大といわれた大和の口径四六センチの主砲の砲身を削り出した巨大な旋盤が、今も兵庫県播磨町の工場で稼働している。大型船舶向けクランク軸の部品の切削に使われ、ものづくり大国・ニッポンの「匠(たくみ)の技」の継承に一役買っている。

 播磨町新島の切削加工、きしろ播磨工場。

 旋盤はドイツのワグナー社製で全長約二十メートル、重さ約百六十トン。最大径三・七メートルの鋼材を削れる。大和など大型戦艦の主砲を削るために一九三八(昭和十三)年、旧日本海軍が購入したという。広島県呉市にあった「呉海軍工廠(こうしょう)」に設置され、主砲身の外径を削るのに使われた。

 大和(全長約二百六十メートル)は、この巨大旋盤から生み出された大砲を備えて四五年四月に沖縄へ出撃。その途上、九州南方で米軍の攻撃を受けて沈没した。

 当時、呉には外径を削る機械が七台、砲身の内側を削る機械が四台あったが、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)の指示で一台を残してすべて破壊された。

 残った一台が神戸製鋼所高砂製作所に払い下げられ、長く使われた後、新型機の導入で倉庫に眠っていた。九六年、きしろが借り受け、その後買い取った。

 きしろ播磨工場では、この旋盤の操作を通じて切削加工技術を、熟練技術者から若い世代へと継承している。藤田義信工場長(58)は「この旋盤は、戦後も大型船のクランク軸やその部品を削り、日本の造船業を支えてきた。整備・補修しながら大事に使っているが、いつかは寿命を迎える。最後まで平和利用する形で終わらせてあげたい」と話している。

********************************

「戦艦大和慰霊塔」 老朽化進み倒壊の恐れ 伊仙町が再建へ募金(西日本新聞) - goo ニュース

気持ちのこもらない安倍氏の『追悼の辞』

2007-08-15 13:31:08 | 戦争と平和

今日の正午前から、恒例の「戦没者追悼式」がNHKで中継された。

     

 天皇による追悼の辞も例年通りであったが、安倍首相の『追悼の辞』は全く心に残らないものであった。

 下記のニュースによると、一応「不戦の誓い堅持」「加害責任にも言及」と書いてあるが、TV中継を見ていたにも関わらず、そのような発言があったという印象は全くなかった。

 おそらく、安倍氏自信の気持ちが入っていなかったんだろう。

 この傾向は、広島の「原爆慰霊祭」の中継でも感じたことであった。

*******************************************
今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!

*******************************************

首相、靖国参拝見送り 高市氏は午後に実施へ(共同通信) - goo ニュース

首相「不戦の誓い堅持」 戦没者追悼式、加害責任にも言及(共同通信) - goo ニュース
************************
    共同通信  2007年8月15日(水)12:46

 62回目の終戦記念日となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京の日本武道館で開かれた。安倍首相は式辞で「先の大戦で、わが国はアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と日本の加害責任に言及した上で「不戦の誓いを堅持し、世界の恒久平和確立に積極的に貢献していくことを誓う」と述べた。安倍首相の参列は就任後初めてで、昨年までの小泉前首相の式辞を踏襲。

************************
首相「加害責任を反省」 62回目の終戦記念日
    朝日新聞 2007年08月15日12時26分

 62回目の終戦記念日を迎えた15日、安倍首相は政府主催の全国戦没者追悼式で、アジア諸国への加害責任について「深い反省」と、犠牲者への「哀悼の意」を示し、「不戦の誓いを堅持する」と表明した。一方、靖国神社には午前の時点で、超党派の国会議員らが参拝した。首相やすべての閣僚が同日の参拝について控える考えを示していたが、当日になって高市内閣府特命相が午後に参拝する意向を周辺に伝えた。「美しい国」「戦後レジームからの脱却」を掲げてきた安倍政権だが、参院選大敗で政権基盤が弱体化したことも手伝って、首相に加え、閣僚までもが参拝への態度をあいまいにする異例の形となった。

 今年の終戦記念日の靖国参拝をめぐり、全閣僚が事前に「予定はない」などと間接的な表現ながら控える考えを示していた。高市氏も10日の記者会見で「15日にはこだわっていない。15日は今年ちょっと難しい」と語り、15日午前の閣議後の記者会見でも「静かに社頭で祈りを捧げられる状況じゃない」としていたが、その後になって「警備上問題がない」(周辺)として、午後に参拝する日程を追加した。

 戦没者追悼式は、東京都千代田区の日本武道館で午前11時51分に開始。全国の遺族ら約5200人(付き添い含む)と、天皇、皇后両陛下、衆参両院議長ら各界代表を合わせて約6000人が参列し、戦没者の冥福を祈った。

 「君が代」斉唱に続く式辞で、安倍首相は戦没者の犠牲に触れる一方、「我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となった方々に謹んで哀悼の意を表す」と表明。そのうえで、「不戦の誓いを堅持し、国際社会の先頭に立ち、世界の恒久平和の確立に積極的に貢献していくことを誓う」と述べた。

 「不戦の誓いを堅持」との文言は、小泉前首相が式辞で使ってきたものを受け継いだ。

 その後、正午に参列者が黙祷(もくとう)。続いて天皇陛下が「おことば」を述べた。

 追悼の対象は、旧日本軍、軍属の戦死者ら約230万人と、空襲などで亡くなった民間人約80万人の計310万人。軍人、軍属には、台湾や朝鮮半島出身者も含まれる。

 父・由(よし)之助さんが中国山西省で戦死した、高桑国三さん(71)=秋田県男鹿市=が、遺族を代表し「戦争を知らない世代が国民の大多数を占め、悲惨な戦争体験の傷跡も次第に薄れつつある。今日の平和と繁栄は尊い礎の上にあることを再確認し、世界平和のため誠心誠意努力することを心から誓います」と追悼の辞を述べる。

 参列者は高齢化と世代交代が年々進んでいる。戦没者の妻は10年前の97年は1189人で全体の23.4%を占めたが、今年は過去最少の110人で2.2%まで減った。一方、戦後生まれの参列者は、昨年の187人を上回る213人で過去最高となった。

 最高齢は101歳の松岡コトさん=東京都杉並区=で、長男・欣平(きんぺい)さんが出征先のビルマ(現ミャンマー)で戦死した。最年少は高知市の中屋穂香(ほのか)さん(10)。曽祖父・豊信さんが、中国・海南島から帰還途中の船上で爆撃を受け戦死した。



株の電子化で又また年金の二の舞か 『虎の子』が『紙切れ』に

2007-08-15 02:26:01 | 経済
8月3日に、「緑のオーナー制度」殆ど全て元本割れ と、国による「詐欺まがい」商法を取上げたが、今日のNHKニュース9では「株券電子化」で大量の株券が『紙切れ』と化す危険性を報道していた。

 これについては、各証券会社が、株券囲い込み政策もあって、CMに力を入れているが、まだまだ数億株がタンス株券となって、本人も相続者も知らないままに、埋もれているという。

 現在、これを電子化するにあたって某証券会社の風景が映し出されていたが、担当者各自の、それぞれの机の上に大量の株券が積まれていた。一見して一山・千株以上か?!

 これを、担当者がパソコンで入力して行く訳だが、年金問題と同じ問題が発生しそうなことは、目に見えている。
 もちろん、年金の二の舞にならないよう注意こそ喚起するだろうが、そういう注意は長続きするものではなく、膨大な入力中に疲れや眠気で、数値や名前を入れ間違えることは、想像に難くない。

 又また、少なく無い庶民の『虎の子』が企業に収奪されることになるだろう。

 そして、この問題はタンス証券のように『埋もれた株券』に特有の問題ではなく、
市場で取引される全ての株券に発生し得る問題なのである。

 なお、相続による受け継ぎの場合は、「名義変更」を電子化前にしておかないと、全くの『紙切れ』になるとのこと。

 「私は株なんかやっていないし、持っていない」という人々も、タンスの中(など貴重品などが隠し安い場所)を要チェック。
父母や祖父母や曽祖父などが隠していた株券が埋もれているかも知れない。

 今日のニュースでは、所有者(名義人)の死去などで、全く所在不明の株券が大量に残存しているとのことです。

*******************************************
今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!

*******************************************