JUNSKY blog 2015

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「朝ズバッ!」 をBPOが断罪

2007-08-06 23:52:09 | TVレビュー
 みのもんた氏の「朝ズバッ!」の報道姿勢について厳しい断罪がBPO(放送倫理・番組向上機構)によって行なわれた。

 下記の共同通信の記事では、あっさりとした表現であるが、NHKのニュース報道では、相当厳しい表現が行なわれたようだ。
 細部は覚えていないが、「朝ズバッ!」のニュースの取上げ方が、断定的で決め付け報道であることを指摘。裏づけ調査も殆ど行なって居なかったことが解ったという。

 私が、長期連載で取上げている畠山鈴香事件でも、みのもんた氏は、自ら何も調査せず風聞だけで、畠山鈴香さんを「とんでもない女だね!」と強調して、視聴者に畠山鈴香さんが犯人であるとの誘導を行なった。
 同局のレポーターが、現地から一定冷静な報道を試みたこともあったのだが、みのもんた氏が、冷静さを失った罵詈造言を続けたために、結局これが「朝ズバッ!」の見解のようになった。

 今回断罪されたのは「不二家」での、期限切れ食材の流用についてであるが、元アルバイトのいい加減な“証言”をもとに相当な事実誤認をやったまま、検証もせずに報道した訳である。

 そうではあるが、TBSに対して、「再発防止策」を求めるまではしないという中途半端な結論となったようである。放送局よりの裁定であると思われる。

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放送倫理上で重大な問題 TBS「朝ズバ」で、BPO (共同通信) - goo ニュース

NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」による不二家の不祥事報道について6日、「取材調査が不十分なまま断定的な表現で放送し、重大な放送倫理上の問題があった」との見解をTBSに通知した。関西テレビの捏造問題をきっかけに5月に発足した検証委が初めて審理したケース。