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ホワイトカラー・エグゼンプション ⇒ 「家庭だんらん法」に

2007-09-11 19:42:12 | 政治
 前の国会で、「全労連」はもちろん「連合」など多くの労働組合や一部良識ある経営者からも強い反対の声があがり、政府が導入を断念した、(日本経団連が推進してきた)
「ホワイトカラー・エグゼンプション法案」

 当初は、この「ホワイトカラー・エグゼンプション」の意味が、多くの国民にとって
「なんのこっちゃわからん!」と戸惑っている内に、日本経団連が押し切ってしまおうとしたが、日本共産党や労働組合・全労連が
「ホワイトカラー・エグゼンプション法案」 = 『残業不払い法』
と“口語訳”したことによって、急速に労働者・国民の間にこの法案のとんでもない意味あいが浸透し、インターネット上でも大きなWAVEが起こったのであった。

 この国民の声が政治を動かし、導入直前になって政府に法案の提出をあきらめさせたのである。
 国民の運動が、選挙に直面した政府与党を動かすことができるという貴重な経験を国民は得たのである。

 日本経団連と政府与党は、この経験に学びあの手この手で仕掛けてくるだろうとは予想されていた。全労連も、法案提出断念で一件落着としていた訳では無い。

 その新手の一つが露出した。
 舛添要一厚生労働相が、これを、こともあろうか
『家庭だんらん法』に言い換え を指示したことが解った。

 今後、『家庭だんらん法』と聞えてきたら『残業不払い法』と聞き替える ことにする必要がある。

 騙されないぞ!を合言葉に、、『家庭だんらん法』の上程を阻止しなければならない。
 何故なら、上程されてしまうと公明党が、「共産党や社民党(や民主党?)は『家庭のだんらん』に反対している」と口コミで広げることが解りきっているから。

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「家庭だんらん法」に言い換え指示=「残業代ゼロ法」で舛添厚労相 (時事通信) - goo ニュース
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「家庭だんらん法」に言い換え指示
     =「残業代ゼロ法」で舛添厚労相

     [時事通信社]    2007年9月11日(火)12:48

 舛添要一厚生労働相は11日の閣議後記者会見で、一部事務職を割増賃金の支払い対象から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度(WE)」について、「名前を『家庭だんらん法』にしろと言ってある」と言い換えを指示したことを明らかにした。その上で、「残業代が出なければ、早く帰る動機付けになる」と評価、働き方の改革の一環として取り組む考えを示した。

 WEは厚労省が先の通常国会での法制化を目指していたが、「残業代ゼロ制度」と批判を浴び法案提出を見送った。
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「残業代出なかったら、さっさと帰る」舛添厚労相が持論(朝日新聞) - goo ニュース