生活環境中や人の皮膚などに広く存在する緑膿菌などによる院内感染が広がっている。
健康な人が感染しても何の問題もないが、抵抗力の弱った患者に感染すると死亡することもあると言う。
病院内で感染が拡大すると深刻な事態に陥ることもあり、今回の事例はこれのようだ。
当初の発表では、
【帝京大病院(1154床)は3日、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニに患者46人が院内感染し、27人が死亡したと発表した。うち9人は死亡と感染の因果関係が否定できないという。国内で同菌の大規模な院内感染が明らかになるのは、09年の福岡大病院に次いで2例目。帝京大病院は5月には認識したが、保健所に報告したのは今月2日で、都は「報告遅れは不適切」として厳重注意した。】(毎日新聞 2010年9月4日(土)13:00)
とのことであったが、その後「緑膿菌」の院内感染も発生したことが判った。
7月末まで『教育入院』していた身とあっては、あながち他人事ではない。
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************
多剤耐性菌 歯止め急務 帝京大病院 緑膿菌でも1人死亡 会見で公表せず(産経新聞) - goo ニュース
2010年9月5日(日)08:00
別の院内感染、1人死亡 帝京大病院、公表せず(共同通信) - goo ニュース
2010年9月4日(土)10:31
院内感染 速やかに情報開示し再発防げ
読売新聞 2010年9月4日(土)01:16
高度医療をになう大学病院で、なぜこれほど大規模な院内感染が起きてしまったのか。
帝京大学医学部付属病院(東京都板橋区)は3日、がんなど重病で入院していた患者46人が、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性の「アシネトバクター」と呼ばれる細菌に感染していた、と発表した。
感染者のうち27人が亡くなっており、この中の9人は感染が死因につながった可能性を否定できない、という。
犠牲者9人とすれば、2000年に大阪で、02年に東京で、いずれもセラチア菌の院内感染で犠牲者が出たケースを上回り、近年では例のない被害である。
帝京大は、今年4~5月に感染者が増加したため、調査委員会を設置して調べていたという。保健所へ届け出たのは、今月2日だった。あまりにも遅すぎる。
アシネトバクター自体はどこにでもいる細菌で、健康な人が感染しても影響はない。だが、重症患者など抵抗力が衰えている人が感染すると、肺炎や敗血症などを起こすことがある。
福岡市の福岡大病院でも23人が感染したことが、昨年1月に判明している。多剤耐性アシネトバクターによる大規模感染はこれが国内初の事例で、厚生労働省は注意を呼びかけていた。
高度医療機関には抵抗力の弱い重症患者が集まるため、ひとたび院内感染が起きれば、取り返しのつかないことになる。
今回の帝京大病院の場合は、どのような経路で感染が広がったのか。公表が遅れたのはなぜか。
大学病院などには院内感染担当者の配置が義務づけられているはずだが、そこに油断や落ち度はなかったのか。
帝京大は調査委による独自の調査結果をもとに、こうした疑問に答えなければならない。厚労省と東京都も、徹底した調査で事実関係を究明すべきだ。
院内感染は、どんなに警戒しても完全には防ぎきれないことも事実である。治療で抗生物質が多用されていることで、新たな耐性菌を生み出してもいる。
多剤耐性アシネトバクターは、まだ国内の感染報告は少ない。しかし、別の多剤耐性菌による院内感染は多数発生している。
拡大を防ぐには、早期発見と迅速な対応が欠かせない。そのためには、全国規模の監視体制を強化するとともに、医療機関は感染の事実はすばやく開示し、発生情報を共有しなければならない。
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************
今日の運動
*ストレッチング10分
*【クロール 初級】 30分(4名参加;男性1名,女性3名)
*水泳「平泳ぎ」500m 20分
*浴室で入浴して汗流し 50分
トータル3時間弱
*歩数計 2500歩 (スタジオレッスン含まず)