昨日ご紹介した、、「正義の」女性検事 (公判担当)の告発内容を、読売新聞紙面を入手して記録したので、改めて御紹介します。
***************
以下、読売新聞紙面(2010年9月24日付け、第29面)より
*************【村木さんは無罪です】
「村木さんは無罪です。きちんと調べて上に報告してください」
初公判から3日たった1月30日午後。
土曜日で閑散としていた大阪地検の一室で女性検事が居住まいを正して言った。
同席した男性検事2人も目前の上司を見据える。
机を隔てて向かい合ったのは特捜部の佐賀元明副部長(49)
(当時。現・神戸地検特別判事部長)
神戸市内の自宅から突然、3人に呼び出されていた。
前田恒彦主任検事が証拠のFDを改ざんした---。
それが3人が明かした「告発」の内容だった。
(中 略)
小林検事正は「女性検事の考えすぎだろうということで落ち着いた。
覚えているのは『大丈夫です』と言われたこと」と振り返る。
従って、検事正は事態を把握していたということになる。
テレビドラマのような気丈な女性検事が、居並ぶ男性検事が言い出せないことを
先頭に立って発言していた訳である。
「正義」と言えるかどうかは別としても、勇気のある行動であったと言える。
少なくとも同僚検事の違法行為を見過ごさず、公表するべきだと迫ったことは
正しい行動であったし、臆病な男にはできない捨て身の行動だった。
エールを送りたいと思う。
この女性検事の行動がなければ、朝日新聞のスクープもあり得なかった。
そういう意味では検察の腐敗と暗部を世間に明らかにした功労者と言える。
***********************
2010年9月26日(日)午後9時追記
このニュースを遅ればせながら(読売記事より二日遅れ)今晩7時の 【NHKニュース】 で取り上げていた。
それによると、一層視聴者の感情に訴えようとしてか(二日遅れを挽回するため?)
【“涙ながらの訴え”問題にせず】 と題して、以下のように放送している。
“涙ながらの訴え”問題にせず
9月26日 19時28分
大阪地検特捜部の主任検事が、押収した証拠を改ざんしたとして逮捕された事件で、主任検事がフロッピーディスクのデータを書き換えた可能性があることを知った検事が、当時の特捜部幹部に「たいへんなことで公表すべきだ」と涙ながらに訴えていたことが検察関係者への取材でわかりました。
しかし、幹部らは「わざとではなかった」として問題にせず、最高検察庁は当時の特捜部長らから26日も事情を聴いて詳しい経緯を調べています。
大阪地検特捜部の主任検事、前田恒彦容疑者(43)は、証拠として押収したフロッピーディスクのデータを改ざんしたとして、証拠隠滅の疑いで逮捕されました。
検察関係者によりますと、ことし1月から2月にかけて、厚生労働省の村木元局長の裁判でフロッピーディスクのデータが問題になったあと、前田検事が、同僚の検事にデータを書き換えたことを打ち明けたということです。
同僚検事は、この話を村木さんの裁判を担当していた別の検事に伝え、この検事は特捜部の佐賀元明前副部長に
「前田検事が書き換えをした。村木さんは無罪だ。たいへんなことだから公表すべきだ」
と涙ながらに訴えた ということです。
これを受けて大坪弘道前特捜部長らは、前田検事から直接聞き取りをしましたが、本人が「誤って書き換えた」と説明したため、フロッピーディスクの調査もしないまま、大阪地検のトップの検事正に「問題はない」と報告したということです。
最高検は大坪前特捜部長らから26日も事情を聞いて、当時、どのようなやり取りが行われたのか、さらに調べています。
NHKでは、今夜9時から【追跡!A to Z】第2弾と言える特集番組【堕ちた特捜検察】を放映している。
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************
今日の運動
別用件がありスポーツクラブでの運動は無し
*浴室で入浴して汗流し 40分
入浴後の体重 62.9kg
トータル1時間程度。