JUNSKY blog 2015

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東京・新宿 昨日の放射線量から計算してみたら・・・ ゾーッツ!

2011-09-01 23:54:14 | 政治
2011年9月1日(木)

 毎日、新聞の片隅に掲載されている、関東地方・以東の放射線量。

 東京や仙台には会社のブランチがあり、多くの同僚が働いている。

 また、福岡に来ていた娘が、8月末で引き払って川崎市に帰ったので

ちょっと(実は非常に)心配になり放射線量を計算してみた。

昨日の放射線量は・・・(川崎は掲載されていないので東京新宿で代用)

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  (読売新聞9/1付け記事を写メにて撮影)


東京:1時間当り 0.056マイクロシーベルト(μSv) 毎時

    とだけ記載されている。

    何と福島県内と水戸市を除いて、東京が最も放射線が強い!

1日当りに換算すると、その24倍なので、 1.344μSv

これを1年当りに換算すると、その365倍なので、490.56μSv


一般に言われている 年間許容範囲:1000μSv=1mSv(ミリシーベルト)

 のほぼ半分に達する強いレベルである
 と認識するべきである!

 特にこれから子どもを授かる可能性のある若い男女は、遺伝子損傷で

次世代まで影響する可能性が高いので、厳重注意である。

 東京でさえ、これほど高い放射線量なのに、何故大騒ぎにならないのか

不思議な落ち着き様である。

 その上、夏休みを遠隔地で過ごした小中学生などが、続々と原発の

放射線の影響の強い被災地に帰ってきている。

 放射線量計を装着して二学期の通学を始めた様子がTVニュースで

紹介されていたが、あまりにも異様な光景ではないだろうか?

 有り得ないだろう! という風景である。

 一方で、立ち入り制限区域の被爆量は、なお極めて高い数値を

示していると云う。

立ち入り制限区域、最高線量は避難基準の36倍
 (読売新聞) - 2011年9月1日(木)22:41





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 そうこうしている中で、「やらせ」の九州電力・川内原発が

定期点検に入り、全て停止し、九電関内では限界原発の2基のみ

稼働しているだけとなった。

川内原発2号機、定期検査で停止
 (朝日新聞) - 2011年9月1日(木)22:55


 これで、全国で停止している原発は8割に昇ることになった。

しかし、九電や東電は「給電に比較的余裕がある」と毎日発表。

結局、原発無しでは電力不足に陥り【Black Out】になるという脅迫は

謀略に過ぎなかったことが、ダメ押しで明らかになった。

 あと2割の原発が止まったとしても国民の汗を流す協力があれば

充分乗り切れるであろう!


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川内原発2号機、定期検査で停止
 (朝日新聞) - 2011年9月1日(木)22:55


立ち入り制限区域、最高線量は避難基準の36倍
 (読売新聞) - 2011年9月1日(木)22:41
 

 政府の原子力被災者生活支援チームは1日、東京電力福島第一原子力発電所事故によって立ち入りが制限されている警戒区域、計画的避難区域の約2700地点で、空間の放射線量を計測した「広域モニタリング」の結果を初めて公表した。

 地面から高さ1メートルの空間で最も線量が高かったのは、第一原発から南西に約1・5キロ離れた福島県大熊町夫沢で、毎時139マイクロ・シーベルト(年間推定 被曝 ( ひばく ) 線量約730ミリ・シーベルト)。住民避難の目安となっている毎時3・8マイクロ・シーベルトの約36倍に相当する値だった。

 調査は、7月4日から8月20日にかけて、警戒区域の同県双葉町、大熊町、富岡町など9市町村の1572地点と、計画的避難区域の飯舘村、南相馬市の一部など5市町村の1124地点で、公民館や病院など人が集まりやすい場所を中心に、高さ1メートルと1センチの放射線量を測った。高さ1センチで最も高かったのは、双葉町松ざくの毎時368マイクロ・シーベルトだった。

 空間線量が特に高い地域は、原発の北西方向に約32キロにわたって延びていた。文部科学省が8月30日に公表した放射性セシウムの土壌汚染の分布図と、おおむね一致している。同じ警戒区域でも、原発北側に2、3キロ離れた海岸沿いでは、毎時1マイクロ・シーベルト以下になるなど、区域内で線量の分布にばらつきが出た。

 政府は、結果を除染対策の検討などに役立てる。
地図や各地点の計測データは、
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/20110901.html
 で公表している。
 
           (読売新聞) - 2011年9月1日(木)22:41



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賠償加算しても、原子力は火力より安い…経産省エネ研:恣意的な子ども騙し

2011-09-01 00:11:58 | 政治
2011年9月1日(木)

 経産省は、よほど原発を稼働し続けたいのだろう!

 東京電力が、フクシマ原発事故で支払う賠償金を考慮に入れても、
原発のエネルギーコストの方が安上がりだという 『試算』 を出したという。

 しかし、その計算の仕方が 「トンデモ!」 ものである!

 何しろ、賠償金を 【10兆円】 と仮定 して、事実上 『上限』 としている上に、
これを何と最初の原発が稼働する前後の 1960年から計算した 【46年間に按分】
したととして・・・ という代物である。 なんと殆ど半世紀に押しなべるのだ。

 そのように仮定して計算すると、
10兆円の賠償金は、【1.3円/1kW】 になり、
現在の発電コスト「7.2円」(2006 ~ 2010年度の5年間平均の実績値;これそのもの
も怪しいが) に加算すると、
【8.5円/1kW】 になる ので、火力発電の、【10.2円/1kW】 より、
なお、安上がりだ! というのである。

 「安上がり」 に見せるために46年間もの『長期ローン』 にしたのは明瞭で、
大元のコスト計算を認めたとしても、当然1年にすればその46倍 【59.8円/1kW】
のコスト増となるので、「7.2円」に加算すると、【67.0円/1kW】 であり、
火力発電の 8倍程度
 になる。

 コストの大元の計算が、「2006 ~ 2010年度の5年間平均」 としているのだから、
賠償金もせめて 『5年ローン』 くらいにして欲しいところだ。

 5年程度に按分すると、およそ12円増となるので、【19.2円/1kW】 であり、
火力発電の 2倍程度になる。

 要するに、火力より安く見えるように『ローン』期間を逆算して長くした
ものに過ぎない!

 こんな子ども騙しのやり口で国民に危険な原子力発電を押し付けようというのか!

 絶対に許されないし 『財団法人・日本エネルギー経済研究所』 を名乗る
研究機関が行う 『発電コスト試算』 の名による“研究”では有り得ない!

 科学者の名にもとる 『馬鹿げた試算』 と言わなければならない!


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賠償加算しても、原子力は火力より安い…エネ研
 (読売新聞) - 2011年8月31日(水)23:43
 

 経済産業省所管の財団法人・日本エネルギー経済研究所は31日、原子力や火力などの発電コストを試算した結果を発表した。

 原子力は1キロ・ワット時あたり7・2円、火力は10・2円となり、原子力のコストが火力より安くなった。電力10社と電力卸2社の有価証券報告書をもとに、2006~10年度の5年間平均の実績値を計算した。

 東京電力の福島第一原子力発電所事故による賠償額を10兆円と仮定し、1965~10年度の46年間の発電コストに上乗せすると、1キロ・ワット時あたり1・3円が加わって計8・5円となり、火力との差が縮まる結果になった。

 04年に経産省の総合資源エネルギー調査会が示した原子力の標準コストは5・3円だった。エネ研は「経産省の調査会の試算はモデルケースとして想定値をあてはめており、方法が異なる。実際には建設資材費が上昇し、燃料再処理費などが多くなったとみられる」と説明する。
 





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