記者団との“非公式な雑談”も命取りになることは、
これまで民主党の諸先輩が実践で証明してきたのに、又また・・・
防衛省の田中聡沖縄防衛局長(民主党系か単なる官僚かは知らない)が、
28日夜、那覇市内の居酒屋で行われた記者団との懇談の席で、
『強姦』という品性の無い喩え話 をして沖縄県民の怒りを買ってしまった。
沖縄防衛局長更迭へ=不適切発言、防衛省で聴取
(時事通信) - 2011年11月29日(火)17:33
ここでは、何と言ったか書かないが、下の方で読売新聞記事等を引用して
お知らせすることとした。
全く、喩えが悪すぎる。 品性のカケラも見受けられない。
もちろん、こういう発言を揚げ足取りに報道するマスコミもマスコミだが・・・
現在、政府の置かれた状況は 【物言えばクチビル寒し秋の空】
状態であることをお忘れなく!
なお、毎日新聞 によると、これを最初に報道した琉球新報は、
【政府幹部による人権感覚を著しく欠く発言であり、非公式の懇談会といえども許されていいはずがない。公共性・公益性に照らして県民や読者に知らせるべきだと判断し、報道に踏み切った】
と、言っているとのこと。
同じ内容が、琉球新報では
【田中局長は那覇市の居酒屋で、防衛局が呼び掛けた報道陣との懇談会を開いた。報道陣は県内外の約10社が参加した。 評価書の提出時期について、一川氏の発言が明確でないことについて質問が出たとき、「これから犯す前に犯しますよと言いますか」と発言した。
懇談会終了後、沖縄防衛局は琉球新報の取材に対し「発言の有無は否定せざるを得ない」と述べた。沖縄の米軍基地問題に関連し、女性をさげすむ発言は過去にも問題となった。 田中局長は非公式の懇談の席で発言したが、琉球新報社は発言内容を報じる公共性、公益性があると判断した。
政府のしかるべき地位にある人物が人権感覚に欠く発言をし、その発言内容が重要な政策に関係している。発言はニュース性があり、県民が知るべき情報だと判断した。公共性、公益性があるとの考えで、沖縄防衛局に通告した上で報道した】
(琉球新報の複数のWeb記事より抜粋)と書かれている。
「犯す前に言うか」田中防衛局長 辺野古評価書提出めぐり
琉球新報 - 2011年11月29日
また、毎日新聞 は、以下のようにも伝えている。
沖縄県の市民団体「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の桑江テル子幹事(73)=沖縄市=は「沖縄を、人をバカにするにも程がある」と憤慨した。「犯す」という言葉に桑江さんが真っ先に思い出したのは95年の米兵による少女暴行事件。「あのとき犯されたのは少女一人じゃなく、沖縄全体なんです。だから事件以来、米軍基地撤廃が県民の総意になった」
桑江さんは「沖縄戦で犠牲になり、戦後は米国に差し出され、本土復帰後も基地や不平等な地位協定はそのまま。沖縄は何度も国に踏みつけられ、犯されてきた」と悔しそうに話した。「だから『犯す』という言葉はある意味、その通り。差別が繰り返されようとしていることがはっきりした。局長個人の資質の問題ではない。これが国の姿勢だと思う」と語った。
辺野古への米軍基地の移転を強姦のようなものと考えている
政府のスタンスを露骨に明らかにしたものとも言える。
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沖縄防衛局長発言、更迭含め厳正対処…防衛相
(読売新聞) - 2011年11月29日(火)17:27
一川防衛相は29日、防衛省の田中聡沖縄防衛局長(50)が28日に那覇市で記者団と非公式に行った懇談の中で不適切な発言があったとして、田中氏の更迭を含め、厳正に対処する方向で検討に入った。
田中氏は28日夜の記者団との懇談の中で、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に向けた環境影響評価書の沖縄県への提出時期を一川氏が明言していないことについて、女性を乱暴することに例え、
「犯す前に(これから)『やらせろ』とは言わない。そんなことをしたら犯罪になる」
と発言した。これに対し、沖縄県内などから反発する声が出ていた。政府は、同評価書の提出を12月に控え、影響を最小限にとどめるためにも厳しく対応する必要があると判断した。
一川氏は29日午後の参院外交防衛委員会で「事実関係をしっかりと押さえる中で厳しい対応をしていきたい。沖縄県民の皆様方には大変心配をかけ、大変な思いをさせたという面で心からおわびを申し上げたい」と述べた。一川氏は29日午後に直接本人から事実関係を聴取したうえで、対応を判断する考えだ。
藤村官房長官は29日の記者会見で「事実であれば、看過できない発言だ」と述べた。玄葉外相も「仮に事実とすれば言語道断だ。今防衛省が調査している」と語り、発言が事実であれば、重大な問題だとの認識を強調した。
沖縄防衛局長更迭へ=不適切発言、防衛省で聴取
(時事通信) - 2011年11月29日(火)17:33
沖縄防衛局長「犯す前に言いますか」と発言 辺野古巡り
(朝日新聞) - 2011年11月29日(火)11:21
沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場の代替施設建設に向け、政府が環境影響評価(アセスメント)の評価書の提出時期を明言しない理由について、沖縄防衛局の田中聡局長が28日夜の報道各社との非公式の懇談で「これから犯す前に犯しますよと言いますか」などといった趣旨の発言をしていたことがわかった。複数の出席者が語った。女性への性的暴行に例えた発言で、沖縄県内で反発の声が広がりそうだ。
懇談は28日夜、那覇市内の居酒屋で行われ、沖縄県内の報道機関約10社が参加。朝日新聞社は、発言時には同席していなかった。田中局長の発言は、沖縄の地元紙・琉球新報が29日付朝刊1面で報じた。
アセスの評価書を巡っては、政府は年内に提出する方針を示し、一川保夫防衛相は「年内にも提出できるよう準備を進めている」と語っている。一方で、その時期については一川防衛相も「期限を切って、いつまでにこれをやりたいとかいうことでは問題は解決しない」と述べ、明言を避けている。田中局長の発言は、この理由を報道陣に尋ねられた際に出たという。
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