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福島県、県内の原発10基全部の廃炉方針決定

2011-11-30 22:16:04 | 政治
2011年11月30日(水)

 福島県は、東京電力が廃炉を決めている大破した【福島第1原発1-4号機】

に加え【福島第1原発5・6号機】 および 【福島第2原発1-4号機】の

県内の原発10基全部の廃炉方針を決定した。

福島県、県内の全部の原発の廃炉求める方針
 (読売新聞) - 2011年11月30日(水)11:59


 福島県が決めても東京電力や政府原子力安全保安(不安)院が、

どのように判断するかに掛かっていると思うが、Webニュースによると、

【県と立地町が東電と結んでいる原子力安全協定では、東電に対し、
原発再稼働の際に地元に事前了解を求めることを課している。】 

  とのことなので、地元福島県が事前に了解しない限り再稼働は

  難しいのかも知れない。

 しかし、再稼働問題と「廃炉」の問題が同じ「原子力安全協定」の

合意前提であるかどうかは、このニュースだけでは解らない。

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 このニュースの後であるが、東京電力は、【福島第1原発1号機】に関し、

【原子炉圧力容器から外側の格納容器に漏れ、格納容器内側の底にあるコンクリートを熱で分解、最も損傷の激しい1号機で最大65センチ侵食したとの解析結果を発表した。】 (西日本新聞 11/30)

 と事故から8ヶ月半を過ぎて初めて発表した。

小出先生は、もっと早くからさらに重態の予想をされていた。

 このニュースは、今晩のNHKニュースや民法のニュースでも取り上げていたが、

今のところWeb検索に掛かって来ない。(2011年11月30日22:00現在) 

 西日本新聞サイトに行ってきたら上で引用した下記のニュースがあった。

格納容器コンクリ65センチ侵食 福島1号機、東電解析
 西日本新聞 - 2011年11月30日 21:10


(2011年11月30日22:40現在、朝日新聞Web版を発見)

核燃料の大半が格納容器内に落下 福島第一原発1号機
 (朝日新聞) - 2011年11月30日(水)22:23



東京電力福島第1原発1号機の現状予測図
(毎日新聞Web版 11月30日 21時29分)

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福島県、県内の全部の原発の廃炉求める方針
 (読売新聞) - 2011年11月30日(水)11:59

 福島県は30日、東京電力福島第一原発事故を受け、県内の原発全10基の廃炉を求める方針を固めた。

 県と立地町が東電と結んでいる原子力安全協定では、東電に対し、原発再稼働の際に地元に事前了解を求めることを課している。東電は、福島第一原発1~4号機を廃炉とする方針を決めており、第一の5、6号機、第二の1~4号機についても検討を迫られそうだ。

 佐藤雄平知事は、地域の雇用や国から交付金が得られなくなることなどを踏まえ慎重に検討してきたが、同日朝の県の原子力関係部長会議で廃炉を求める意向を明らかにした。同日午後の記者会見で発表する。県は、この方針を、復興に向けた重点項目を示した「県復興計画」に盛り込む。 


格納容器コンクリ65センチ侵食 福島1号機、東電解析
 西日本新聞 - 2011年11月30日 21:10
 

 東京電力は30日、福島第1原発1~3号機で事故により溶融した燃料は、もともとあった原子炉圧力容器から外側の格納容器に漏れ、格納容器内側の底にあるコンクリートを熱で分解、最も損傷の激しい1号機で最大65センチ侵食したとの解析結果を発表した。鋼鉄製の格納容器には達していないという。

 解析では、3月11日に地震、津波に襲われた後に冷却機能が失われた影響で燃料が溶け、1号機では100%、2、3号機では60%前後が本来の位置から圧力容器の底に落下したと想定。

 1号機では圧力容器が破損し、相当な量の燃料が格納容器に落下。底に落ちた燃料がコンクリートを侵食した。 



核燃料の大半が格納容器内に落下 福島第一原発1号機
 (朝日新聞) - 2011年11月30日(水)22:23

 東京電力は30日、福島第一原発1号機で原子炉圧力容器内の核燃料が溶けてほとんどが原子炉格納容器に落ちたとの解析結果を明らかにした。格納容器内に溶けた燃料はとどまっているが、コンクリートの床を一部溶かしたとしている。2、3号機では溶けた燃料のほとんどが圧力容器内に残ったと見ている。いずれも燃料は水につかった状態で冷やされているという。

 東電が格納容器の水位や温度などから解析した。東電は原子炉から溶けた燃料の一部が漏れていることは認めていたが、さらに厳しい状態であるとの認識を示した。1979年の米スリーマイル島原発事故でも炉心溶融が起こったが燃料は圧力容器内にとどまった。廃炉に向けた燃料の回収は極めて難しく、取り出す技術の開発を迫られる。

 解析では、事故を起こした1~3号機のうち、1号機は地震直後に冷却装置が止まり3時間後に燃料が露出。外から注水するまでに時間がかかった。燃料の露出までに2、3日あった2、3号機と比べて、圧力容器の破損が激しかった。

 今回、すべての燃料が圧力容器から格納容器に落ちたと解析。溶けた燃料がコンクリートの床にある升に入り込み、下に向かって最大65センチほどを溶かしたとした。ただし、鋼板製の格納容器の底まであと37センチほどあり、燃料は突き破ることなくとどまり、溶けた燃料が地面を突き抜ける現象「チャイナ・シンドローム」には至っていないとした。 



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