じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭 三田学園

2019-07-06 09:06:08 | 高校サッカー

守備

大阪桐蔭:1点に抑えたのですから総じて見れば良く守ったと思います。特に前半は相手にきっちりと寄せることが出来て見えました。後半16分頃に許した同点ゴールも含めて、後半は相手の変化に対応出来ていないように見えました。それが前半と違いボールに集中し過ぎてこぼれ球を拾えない場面が目立った要因かと思われます。感じとる力、という点で課題が残ったかと思われます。    

三田学園:1点に抑えたのですから総じて見れば良く守ったと思います。前半は寄せきれてなく見えましたが後半はそれが出来ていたように見えました。

 

✳攻撃

大阪桐蔭:前半はとても良い攻撃が出来ていたと思います。シュートの意識等終始相手に怖さを与える攻撃が出来ており、前半もっと点がとれていたかなと思いながら観てました。後半は守勢に回った事から攻撃のチャンスそのものが少なかった事が、取りきれなかった要因かと思われます。

三田学園:後半は時に広く時に狭くバリエーション豊富な攻撃ができており、前半からそれが出来ていれば、2点以上取れたかと思われます。

 

✳大阪桐蔭

インターハイ予選最終節の仰星戦で怪我した才木選手をこの日見る限りでは見かけずその後が懸念されます。この日は今季プリンスリーグ初勝利出来る内容に感じましたが、勝てない期間が長くなればなるほど、その呪縛は強いものになるのかもなと感じた試合でした。一つ勝てばほぐれると思うのですが😃ただ、後半立ち上がりの集中には課題を感じ、理由があるからこそ勝てないのだとも思います。個々に目を向けるとこの日左MFで起用された道脇選手はいつみても、FWでは映えますが2列目のサイドだと輝きがやや薄れます。この日も2列目のサイドで起用されながら動きは良くも悪くもFWの動きに見えました。パス出しを向上すべく視野の広さが今後求められるのかも知れません。スタメンに欠かせぬ選手の1人かと思われ、本当にそうなるには複数のポジションで輝けるようになることかと思われます。もう1人、この日久々起用されたFW山崎選手。2月のセレッソB戦で印象に残った選手の1人ですが、相手に寄せられた中でも精度の高いシュートを打てる技術と強さをこの日も発揮して見えました。強引にも見えるくらいシュートを放つことが出来るのが、この選手の良さかと思われます。2月はそれがゆえにボールを持ちすぎても見えましたがこの日は球離れも良かったです。前線での守備力も高まって見えました。パスをもらう動きに長けてくれば、Aでスタメンで起用される機会も増え、この日のように戦術的に見えた交代を食らうこともなくなるかと思われます。後GK板敷選手、それまではシュートへの反応の鋭さなどセービング能力の高さが目立ちましたがこの日は加えて瞬時の判断からのパスサッカーの起点になることも出来て見えました。この選手の成長はポジションからしてチーム全体の成長につながりやすいかと思われ、この日の明るい材料の一つだったかと思われます。

 

✳三田学園

攻守に嫌らしさがこのチームの持ち味に見えました。嫌らしさだけでなく、強さそのものも感じられるようになれば、全国的なチームに成長出来ると思います。