じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

根尾選手に読んでほしいコラム

2019-04-21 19:34:42 | プロ野球

高校時代の根尾選手とプロに入った時の根尾選手では、ボールを捕らえた瞬間の画像に違いがあるように思います。

 

高校時代の根尾選手のその画像は、金足農業戦のホームランに代表されるように、まるで剣道の選手が竹刀を振り下ろした後のごときなバットの位置でボールを捕らえて見えます。他の左打者と比べるとかなり独特です。

 

それに対してプロでのそれは他の左打ちの選手と同様で、別段特別なものはありません。高校時代よりもっと前の位置でボールを捕らえて見えます。

 

高校時代の根尾選手はボールをギリギリまで引き付けて、腕っぷしの強さと手首の強さ柔らかさで内はもちろん、外のボールもバシャン!って感じで強く弾き返してました。それに対してプロでは、先月鳴尾浜で観た限りでは、そうした姿は見受けられませんでした。

 

この事から

 

根尾選手は高校時代と比べてバットの始動が早くなってしまっている事が考えられるかと思われます。理由は、プロで結果を出したいあまり打ち気にはやりすぎてしまっている。もしくはプロの球のスピードを意識し過ぎている。等々といったことが考えられるかと思われます。要は高校時代と比べて壁を作ることが出来ていない。

 

この事から

 

根尾選手、高校時代と同じタイミングで、高校時代と同じスイングでプロでも結果出せるはずだよ❗って言ってあげたいです❗プロのレベルの高さを意識し過ぎているがためにミスミス二軍でくすぶっている可能性あり。

上記に気付き根尾選手が高校時代の打撃を取り戻してくれたとして次に懸念されるのが怪我。それも清宮選手が開幕前にやってしまった大ケガと全く同じ怪我。

 

根尾選手は根尾選手ほどの体の強さがないと出来ない、高校時代のところで触れたような強烈且つ独特のスイングが出来る選手です。ですがそうしたスイングが出来る選手が他にもいます。それも同年代に。そう、早稲田実業から日本ハムにドラフト1位で入団した、根尾選手より1年上の清宮選手です。彼は外いっぱいのストレートてさえ、ギリギリまで引き付けて、根尾選手と違って柔らかささえ感じさせるスイングで右中間の最深部に放り込む事が出来る選手です。それには手首を返す力の強さと手首そのものの柔らかさが求められます。いずれにしても手首をより多く働かせる事が求められるスイングなだけに、そこの大怪我のリスクも大きく、そしてやってしまい、長期離脱を余儀なくされた。この清宮選手の怪我は、スイングのタイプからして根尾選手にも降りかかる危険性が大いにある、長期離脱につながる怪我かと思われます。

 

根尾選手は今でこそ怪我に泣かされ続けてますが、基本的には選手生命に関わったり長期離脱につながったりするような怪我をする可能性の低い選手です。何故なら首が太いから。首が太いのは体が丈夫な証拠。だから怪我はしても大事にまでは至らない。プロに入ってからの2度の怪我も大事にまでは至っていないと言えるかと思われます。ですが手首は別。プロの投手が投げるストレートは球速よりも強さと言う点で高校野球とはレベルが違うかと思われます。ですので、高校時代と同じように外いっぱいまで引っ張りにいってはダメ。プロではあくまで、素直に弾き返す事に徹してほしいと思います。

 

以上、長くなりましたが、根尾選手に読んでほしいコラムであり、根尾選手が読む必要のないコラムであり、根尾選手が読むわけがないコラムでした😊