じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

秋季近畿高校野球準々決勝残り3試合展望

2015-10-24 22:00:10 | 高校野球

こんばんは、今日で同大会も準々決勝の1試合まで終わり。勝った滋賀学園は3位校ながら近畿勢センバツ一番乗りがほぼ決定。敗れた報徳はなんとも微妙な情勢ですが、2試合連続延長戦で2試合とも投手戦、負けた試合も延長14回ですから、高野連受けはかなり良いのでは?と推察されます😁明日はいよいよ準々決勝残り3試合。近畿は一般枠6校ですおあら、センバツへ向けた大きなポイントになるのが、この、準々決勝になります。

 

さて、ではさっそく

※準々決勝
阪南大高ー龍谷大平安
投打に高いレベルでバランスがとれた戦力を誇る龍谷大平安、エース左腕市岡は粗削りながら球に力があり打線も力強い。阪南大高校は伸びのあるストレートにスライダーが武器の右腕エース中河に、これまた球速以上に伸びのあるストレート投げる左腕宮繁と巧みなリードが光る的場捕手のバッテリー中心にロースコアの展開に持ち込みたい。共に制球もよく捕手のリードが活きやすいタイプの投手である。
大阪桐蔭ー智辯学園
共に投打に高いレベルでバランスがとれている。加えて大阪桐蔭は守備走塁にも躍動感があり、これがゲームの流れを左右することになりそうだ。本格派左腕エース高山のストレートは伸びがあり迫力がある。打線も中山、永廣、キャプテン吉澤といった旧チームからのメンバーで構成される1~3番を中心に強力。対する智辯学園のエース右腕村上も、伸びがあり迫力があるストレートに切れ味鋭いスライダーで三振の山を築くオーバーハンド右腕である。打線も1年生のリードオフマン太田や打っても3番で左打ちの村上を中心に長打力がある。
市立和歌山ー明石商
両校未見だが、共に投打に高いレベルでバランスがとれているのだろう。接戦、それも投手戦が予想される。今日投げたらしい赤羽君という右腕は写真で見ても迫力ありますね。Max145出るとか。栗栖君というのはどういう投手なのでしょうね?明石商業は評判の右腕吉高君が延長11回投げた上での連戦なのが気がかり。それにしても兵庫勢の1,2位はここまで全て延長戦ですか。

 

以上です。


10月16日 龍谷大平安 大阪桐蔭 智辯学園 神港学園

2015-10-19 22:29:04 | 高校野球

龍谷大平安:左腕エースの市岡君はスリークオーター気味。昨年の高橋君とダブりますね。勢いある球投げます。
智辯学園:評判の本格派右腕村上君。上背はないですがいい投手ですね。力感あふれるフォームでそれでいて決して不恰好でないフォームは昨年の奈良大付属の坂口を思い出させました。ストレートは常時140近くを9回まで計測してましたが、それ以上の速さを感じる迫力のストレートでした。スライダーも良く切れており、再三にわたり空振りの三振をボール球で奪ってました。
神港学園:背番号8のオーバーハンド右腕三宅君が完投。序盤の乱れが惜しまれますね。普段から立ち上がりそうなのかは?ですが、ストレートそのもののはしり具合はなかなか見るべきものがありました。

※打力
龍谷大平安:旧チームよりよく打ちそうな打線でした。全体的に振りの強い打者が多かったので、強打、という形容が打線を表現するにおいて、ベストではないがベター、と感じる打線でした。
智辯学園:打てる打線だと思います。先頭打者本塁打を放った一年生の太田君右投げ右打ちは、中学時代に見て印象に残っていた選手でした。

※総合力
龍谷大平安:投打にバランスがとれており強いと感じました。次の相手阪南大高の右の中河、左の宮繁ー的場捕手のバッテリーとの対決は楽しみですね。
大阪桐蔭:次の相手は智辯学園。共に投打にバランスがとれた強者同士の対決は熱戦が期待できそう。本格派左腕高山や大阪桐蔭特有の躍動感あふれる守備走塁に期待ですね。
智辯学園:次の相手は大阪桐蔭。神港学園の速球派右腕三宅を前半で攻略した打撃が大阪桐蔭高山相手にも発揮できると良いですね。熱戦が期待できそう。
神港学園:投手が立ち直って以降は、野手にもリズムが出たのか内野が好守備を連発。特にサードショートの身の丈に合った落ち着いた守備が好感持てました。チーム全体として、各自が出来ることをきっちりとやる。それは出来ていたと思います。夏に向けての課題は打力アップですね。

以上です。


秋季高校野球近畿大会1回戦展望

2015-10-13 23:20:58 | 高校野球

北 大 津(滋賀1位)-報徳学園(兵庫2位)
 両校の勝ち上がり見てると共に勝つ型というのはもってなさそうで、名門校、伝統校らしくここ一番で力を発揮して勝ち進んできたことが推察されます。それだけに展開は読みづらいですが、がっぷり四つに組んだ好ゲームを期待したいですね。
 大商大堺(大阪1位)-滋賀学園(滋賀3位)
 大商大堺は投打にバランスのとれたなかなか力強いチームですが生命線は本格派右腕神田君。滋賀学園は勝ち上がり見ると打のチームなのかな?となると神田君が滋賀学園打線を3点以内に抑えることができるかどうかになるのですが、この試合の鍵は滋賀学園の投手を中心としたディフェンスなのかもですね。
 阪南大高(大阪3位)-奈良大付(奈良2位)
 阪南大高は左腕宮繁君、右腕エース中河君を中心とした守りのチーム。奈良大付属打線がいかに攻略するか。
 龍谷大平安(京都1位)-高 野 山(和歌山2位)
 勝ち上がりみるかぎりでは、平安は昨年とはうってかわって打のチームなのかな?高野山の投手を中心としたディフェンスがいかに抑えるか。
 大阪桐蔭(大阪2位)-近江兄弟社(滋賀2位)
 大阪桐蔭は今年も投打にバランスがとれており、守備走塁でも鋭い動きを見せるが、生命線になるのは本格派左腕高山か。対する近江兄弟社も勝ち上がりみるかぎり投手を中心としたディフェンスのチームと推察される。息詰まる投手戦に期待。
 智弁学園(奈良1位)-神港学園(兵庫3位)
 智辯学園は勝ち上がりみるかぎり今季はどちらかと言えば投手中心の守りのチームか。村上君というのはいい投手らしい。神港学園打線がいかに攻略するか。
 市和歌山(和歌山1位)-平  城(奈良3位)
 両校共に勝ち上がりみるかぎり、投手を中心としたディフェンスのチームか。息詰まる投手戦に期待。平城は21世紀枠でも有力かもですね。
 明 石 商(兵庫1位)-福知山成美(京都2位)
 両校共に勝ち上がりみるかぎり、勝つ型、みたいなものはもってなさそうで展開は読みづらい。がっぷり四つに組んだ好ゲームに期待。明石商業は兵庫1位ですし、福知山成美も京都府予選決勝は大敗とはいえみるかぎりエースは投げていない。力はあると見るべきだろう。

以上です。

 

 


10月10日 阪南大高 履正社 商大堺 大阪桐蔭

2015-10-10 08:32:05 | 高校野球

投手
阪南大高
今日はエースの中河君が先発完封。投げるとき、やや体が開き気味で調子はあまり良くないのかなと思ってみてましたが、捕手のリードにも助けられてよく投げきりました。ボールそのものはよく走っており、変化球のキレもまずまずでした。
履正社
寺島が1失点完投。調子はまずまずだったと思います。安定感では相手の中河君より勝って見える内容でした。
商大堺
背番号19のスリークオーター左腕東山君が先発。全球変化球みたいな変則の軟投派でしたが、一回りだけでも大阪桐蔭打線を幻惑できたのは、腕をしっかり振って投げることができていたからだと思います。中盤登板した木戸元君のストレートには伸びがあり、気の早い話ですが夏の予選はこの投手の力も必要になってくるだろうなと思ってみてました。6回からエース神田君が延長13回まで投げ、6回の1失点のみに抑える。浪商戦の時ほどボールが走ってないようにみえましたが、基本先発で投げる投手がリリーフで出たときの難しさかなと思ってみてました。この投手もまた、捕手のリードに助けられたと思います。
大阪桐蔭
今日は背番号10の2年岩本が先発して7回途中4失点降板。ボールそのものは走っており変化球も切れており、調子そのものは悪くなかったと思います。今日は試合前遠投でフェンスめがけて一直線に思いっきり力込めてぶん投げていたのが印象に残りました。7回途中からエースの高山がマウンドへ。内野ゴロで同点に追い付かれるも、以降延長13回に味方の失策から決勝点を奪われるまで良く投げたと思います。

※野手、チーム等
阪南大高
捕手的場君背番号2のリード光りました。陰の勝利の立役者だと思います。後ファースト中川背番号3右右の好守も光りました。難しい送球など、よくさばいていたと思います。強敵履正社相手に見事に投手戦を制し、3位で近畿ゲット。3位ですから、基本的には2つ勝たないとセンバツは難しいでしょうが(他との兼ね合いもあり一概には言い切れません。)、古豪復活なると良いですね。
履正社
打てないときの術が思いのほかないですね。打てないのなら脚力使って圧力をかけていかないと点は取れません。今後の課題の一つが機動力野球の向上なのだと、今日の試合が示したと思います。課題はそれ以外にも。決め手がありそうでない。打線は好投手がくると打てない。寺島も大冠のようなちょっと元気と勢いを全面に押し出すようなのがくると、押されてしまい失点を重ねる。投打どちらか一つでも決め手を作ることができるかどうかが、一冬越えての飛躍の鍵だと思います。
商大堺
サードコーチャーが光って見えました。後、今日も捕手宋君の打者の裏をかくリードが光りましたし、それに神田投手も良く応えました。後ショートもいい動きしてました。チームとしても投打にバランスがとれてますが、それでも生命線は神田君の投球ですかね。春夏通して初の甲子園に向け最大のチャンス。ただ、今回は下位校に厄介なのが多そうで、1位校のメリットが例年ほどでもなさそうなのは気になります。
大阪桐蔭
捕手栗林は投手に合ったリードをして見える良さがあります。守備のミスで決勝点を奪われましたが、うまいがゆえのミスに見え、チームとしての守備力そのものは高いと思います。躍動感あふれる走塁をもっともっと攻撃に活かしたいですね。センバツも微妙な内から何言ってるんだと言われそうですが、大阪桐蔭はもはや語るにおいて=全国制覇基準でということになりますので、そこで見れば、高山中心としたディフェンスでそれを狙うって感じかと、ここまでみるかぎりでは思いました。さて、その微妙なセンバツですが、2位通過ですから初戦から強敵がくることも考えられます。2010年福本江村世代を思い出させる元気さが好感を持てる今季の大阪桐蔭。その元気さで、混戦模様?の秋の近畿で好成績を収め、センバツゲットなるとよいですね。

 

以上です。


秋季近畿高校野球大阪府予選3位決定戦、決勝戦展望

2015-10-04 22:07:45 | 高校野球

※3位決定戦
阪南大高ー履正社
阪南大高左腕宮繁君が準々決勝でのような投球ができれば、強敵履正社相手に勝利して近畿大会ゲットの可能性も十分あるかと思います。
※決勝
商大堺ー大阪桐蔭
商大堺打線は各打者の振りが強い。大阪桐蔭高山はコースをしっかりついて相手に自分のスイングをさせないようにしたい。一方大阪桐蔭打線も強力。商大堺本格派右腕神田がこれまで通り投げることができるかだが、大阪桐蔭は脚力にも長ける。投打にバランスがとれたチーム同士の決勝戦は、投手戦が予想されるが、大阪桐蔭の機動力に、商大堺の守備が対応できるかが、ポイントになるかも知れませんね。

※今季の大阪、結局は大阪桐蔭、履正社が勝ち進んできましたが、ここまで見る限りでは、この両校が他より抜きん出ているとはまだ言い切れないと感じています。ベスト4に残った残りの2校や、気の早い話ですが夏も考えると、他の大阪の学校にもまだまだチャンスがあると思います。昨年度の大阪偕星のような学校が出てくる可能性も、十分に秘めていると思います。

以上です。