じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

10月23日 大阪桐蔭 履正社 阪南大高 東海大仰星

2016-10-23 08:14:00 | 高校サッカー男子

※守備

大阪桐蔭:守備機会そのものが少なかったですが、カウンター狙いの相手に対して、変に前からいかなかったところが良かったと思います。

履正社:守備機会そのものが少なかったですが、危なげなく守っていたと思います。

阪南大高:危なげなく守っていたと思います。

東海大仰星:危なげなく守っていたと思います。

 

※攻撃

大阪桐蔭:同校で唯一冬の全国選手権出場を果たした世代は引いて守る相手をおびき寄せるのが巧かったけどなぁと思いながら見てました😊。そうした相手にまともに突っ込んでいってもなかなか得点につながりません。2列目のサイドからのそうした攻撃が多かったですが、速いドリブルではなく遅いドリブルで相手をおびき寄せるというのがあってもよかったかもなと思いながら見てました。

履正社:引いて守る相手を崩しきれず。今季の同校は縦に速く激しくが特徴。そうしたサッカーはこうして引いて守るタイプのチームのカウンターを食らいやすいと思います。そのせいか、プリンスリーグで強豪相手にやってるような激しさを発揮することができず、相手に合わせたようなサッカーになってしまい、まるで大阪桐蔭や興国のようにパスサッカーを志向しているようなチームのサッカーなっていました。引いて守る相手への対応としては不適切かもですが、相手との兼ね合いを考えると、かまうことなくガンガン突っ込んでいき、あくまで自分たちのサッカーで力勝負にでても良かったかもと思いながら見てました。

阪南大高:プリンスリーグなどこれまで見てきた同校の印象と全くといっていいほど変わりません。骨格のしっかりした選手を多くそろえ縦に速く激しく、その中で足元のうまさも見せつける攻撃を展開。ゴールへの意識も相変わらず高かったです。相手に寄せられた中でも精度の高いクロスやボールさばきが頻繁に見られたのも相変わらずでした。

東海大仰星:ここも縦に速く激しい印象をインターハイ予選で持ちましたが、この日はややエンジンのかかりが遅かったものの、スイッチが入ると立て続けに得点していました。

 

大阪桐蔭:引いて守る相手にやや手こずりながらも最終的にはスコアメイクできてました。チームの仕上がりは、同校が唯一冬の全国選手権出場を果たした世代に勝るとも劣らないくらい良いと感じました。8年ぶり2度目の冬の全国に向けて、順調に大会をスタートさせることができたのではと思います。

履正社:今日観戦した学校の中で唯一スコアメイク出来ず。守りを固めた相手への対応に課題を残したかも知れません。ですが屈強な選手を多くそろえておりますため、必ずや優勝争いに絡んでくると思います。

阪南大高:試合が終わり右見て左見たらもう同校の選手たちがピッチを後に。インターハイ予選で仰星に負けたときも、負けたショックでなかなかピッチから出られない精神状態も考えられる中、すぐさま撤収し悔しさをにじませながらも取り乱すことなく円陣を組んでおり、しっかりした教育と意識の高さを感じます。試合前に学校独自の儀式でレフェリーなどを待たせることもありませんし、こうした姿勢は、最後に大きな実を結ぶものと思います。

東海大仰星:やや粗さはありますがインターハイ予選でも感じたトーナメント向きの激しいサッカーはこの大会でも健在。こちらもまた、必ずや優勝争いに絡んでくると思います。


10月22日 智弁学園 京都翔英 大阪桐蔭 龍谷大平安  神戸国際大学付属 近江

2016-10-22 06:38:37 | 高校野球

※投手

智弁学園:背番号10の小柄な左腕岩井君10は思いのほか良い。ストレートは手元でよく伸び変化球も回を追うごとに切れてきた。ベース付近から曲がるため打者は見極めがしづらい。コントロールも良く先発として十分にゲームを作れる。終盤は本格派右腕の松本君1が登板。ストレートは球速そのものもかなり出ていそうで、ゆったりしたフォームから見た目の威力も十分に感じられるものだった。奈良県予選のほとんどを岩井ー松本のリレーで勝ち上がったというのもうなずける両投手の内容だった。
京都翔英:最後に投げた主将の阿部君6が本職遊撃手ながら投げてものびのあるストレートを、短いイニングながら投げていた。
大阪桐蔭:右腕の徳山君1はストレートの走り、変化球もベース付近からよく切れていたが、右肘に死球を受けた影響が懸念される。
龍谷大平安:1年生右腕小寺君1は好投手でした。伸び、威力あるストレートにスライダーの切れも抜群、制球も良く先頭打者になど内をつきにくい場面でも膝元をズバズバ突くことができていた。同じく1年生右腕の島田君10も粗削りながら力がある。
神戸国際大学付属:スリークオーター左腕黒田君1は聞きしにまさる素晴らしい投手。特にストレートの切れが素晴らしい。見てて惚れ惚れする左腕は広島新庄の堀、いやそれ以上のものを彷彿とさせるものがあり、来年のドラフト上位で消える可能性も感じさせた
近江:滋賀学園を9イニング換算で3点に抑えた継投は、近畿大会では残念ながら実を結ばなかった。
 
※打力
智弁学園:春全国制覇した旧チームより打線は上との印象を受けた。強力打線である。
京都翔英:打線は近畿レベルで見ても及第点、単に振れるだけでなく、捉える能力の高い打者が多かった。投手のところで少し触れた阿部君のシュアなバッティングにドカベン捕手川本君2左打ちの振りの強さが印象に残りました。
大阪桐蔭:好投手小寺君を攻略。調子は上向いているとみていいか。この日は福井君が外れ福島シニア出身の1年生中川君18左打ちがファーストに入り2番。貴重な追加点となる3ランを右中間にぶち込んだ。
龍谷大平安:1年生のリードオフマン松岡君8左打ちが、徳山君から2安打と気を吐いた。
神戸国際大学付属:誰が特別どうのこうのではなく、チームとしてしっかり振れる良い打線だった。
近江:1年生の4番打者北村君7は大柄で雰囲気あり、バッティングそのものも怖さがあった。
 
智弁学園:チームとしての守備は動きは鋭い。走塁も及第点か。旧チームからの主力の遊撃手太田君6やファースト畠山開君3の守備の動き、太田君に関しては華麗なだけでなく堅実なグラブさばきも印象的だった。これまた旧チームからの主力福元主将9左打ちの走塁の鋭さも印象的でした。
京都翔英:阿部君は遊撃の守備でも動きの良さが光る好選手。ドカベン捕手川本君は体に似合わず俊足だった。守備次第では旧チームの捕手石原君のように、ドラフトにかかるかもしれませんね。チームの課題は投手力の向上か。
大阪桐蔭:この日はファーストに本職セカンドの1年生中川君18が入り外野はレフトから1年生の藤原君8,センターに同じく1年生の根尾君9,ライトに山本君7といった布陣。走塁は近畿初戦ということもあったのか手堅くいっているように見えた。
龍谷大平安:守備は個々の動きや一つ一つのプレーは決して悪くなかった。課題は打力向上、各選手の体作りか。
神戸国際大学付属:守備走塁も及第点のものがあった。
近江:試合前ノックの動きは良かったです。課題は軸になる投手の育成と打力向上か。

男子高校サッカー冬の選手権大阪府予選展望

2016-10-21 16:26:30 | 高校スポーツ

※阪南大高のゾーン

インターハイ予選覇者の大阪学院の棄権により阪南大高を中心とした展開に。今年も縦に早く激しいサッカーを展開。プリンスリーグ関西を早くも制し、この大会でも優勝候補の筆頭株に値する強さを誇り、2年連続の選手権出場を狙う。関大一、賢明学院といったあたりがどこまで食らいつくことができるか。

 

※興国、大阪桐蔭のゾーン

浪速のバルセロナの異名をとる興国は今季もポゼッションサッカーを展開。加えて今季は分厚い体を誇る選手が多い。悲願の冬の選手権初出場を狙う。大阪桐蔭は勝ち進めば準々決勝でその興国と対戦することに。こちらも質の高いパスサッカーを展開し優勝候補の一角。創部以来、出てることの方が多いインターハイ出場を逃した悔しさを晴らして、8年ぶりの冬の選手権出場を目指す。大阪産業大附もフィジカルの強そうな選手を多く揃える。

 

※東海大仰星のゾーン

東海大仰星は阪南大高に負けず劣らずの縦に速く激しいサッカーを展開し、インターハイ予選では同校との激しい縦の攻防戦を延長の末制し、インターハイ予選では最終順位決定リーグまで進出した。今大会でも堂々の優勝候補の一角として君臨する。だが初戦の相手となるのは大阪朝鮮を撃破した桜宮、いきなり抜き差しならない相手との戦いとなった。他、関大北陽、金光大阪、他桃山学院、清明学院、清風、東大阪大柏原と、対抗馬は多岐にわたる。

 

※履正社のゾーン

昨年は史上最強ともいえる強さを誇りながら選手権出場を逃した履正社。今季はそこまでの絶対的な強さはないまでも、優勝候補の一角を占める強さを誇る。大柄な選手を多く揃え、激しいサッカーを展開する。対抗馬は近大付か。インターハイ予選ではパッとしなかったがその時よりチーム力は上がっている。ともに勝ち進めば準々決勝で両校は対戦する。

 

今季はここまでの感じだと阪南大高、東海大仰星、履正社、大阪桐蔭、興国あたりが質の高いサッカーみせてるように感じますが、昨年の履正社のような単独の本命は見あたらず、戦国時代のままで戦いが行われることになるかと、思われます。

 


秋季高校野球近畿大会1回戦展望

2016-10-18 21:49:15 | 高校野球

智弁学園(奈良1) - 京都翔英(京都2) 

前年選抜覇者の智弁学園は昨年と違い打のチームと推察。同校の投手起用が鍵を握りそう。
大阪桐蔭(大阪3) - 龍谷大平安(京都3) 
大阪桐蔭は投打にバランスがとれ、守備走塁に鋭さを見せる。対する平安はどちらかといえば打のチームか。
神戸国際大付(兵庫1) - 近江(滋賀2) 
投手戦が予想されそう。国際のエース黒田君が良いらしい。対する近江も旧チームのメンバーが多く残る滋賀学園を9イニング換算で3点に抑えており、ディフェンス値は高そう。
上宮太子(大阪1) - 高野山(和歌山2) 
上宮太子はしぶとい打線と好右腕森田君が持ち味のチーム。高野山は智弁和歌山を2点に抑えたディフェンスで踏ん張りたい。
育英(兵庫3) - 履正社(大阪2) 
共に投打にバランスがとれていそう。履正社は旧チーム以上にスケール感がある。
和歌山東(和歌山1) - 高田商(奈良2) 
両校の予選の戦績見る限りではロースコアのつばぜり合いが予想される。高田商業の古川投手が良いらしい。

滋賀学園(滋賀1) - 智弁和歌山(和歌山3) 
滋賀学園はエース右腕神村君など旧チームからの主力が多く残る。智弁和歌山の投手起用が試合の鍵を握りそうだ。
東山(京都1) - 報徳学園(兵庫2) 
報徳は今年も投打にバランスがとれていそう。東山が京都府予選全試合3点以内に抑えた実績を発揮できるかが鍵。
 
はなはだかんたんですが以上です。

秋季近畿地区高校野球大阪大会3位決定戦、決勝展望

2016-10-15 08:11:21 | 高校野球
※3位決定戦
初芝立命館ー大阪桐蔭
初芝立命館が大阪桐蔭の守備、走塁のプレッシャーに耐えられるか!?大阪桐蔭が時に爆発力を見せる初芝立命館の攻撃を封じる事ができるかがポイント。初芝立命館は明日もエース中林君が先発か。大阪桐蔭はエース徳山くんが履正社戦でだいぶ消耗したことも考えられるため、根尾くんなど他の投手の先発もありうると思います。

※決勝
上宮太子ー履正社
上宮太子のしぶとい打線を履正社エース竹田君が抑えることができるかがポイント。上宮太子のエース森田くんは好投手だが履正社打線は旧チームからの主軸安田くんを中心に屈指の破壊力を誇り、ここまで浪商の左腕宮本、そして準決勝では大阪桐蔭の徳山といった好投手を攻略してきているだけに、エース一人に負担がかかるような展開を避けることができるかどうかも、鍵になってくるのかもしれませんね♪

以上です。